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住宅ローン返済中でも不動産担保ローンを利用できるのか

不動産売却(売却基礎知識)

ご主人様
住宅ローン返済中だけど、家を抵当に入れて不動産担保ローンを利用したい…
ご主人様
不動産担保ローンと住宅ローンは何が違うの?
ご主人様
不動産担保ローンを利用する際の注意点はあるの?

住宅ローンを返済している最中でも、お金が必要なケースがあるものです。そんなとき、家を担保にして「不動産担保ローン」を利用することで、お金を借りられる可能性があります。

こちらでは、不動産担保ローンとはどのような商品なのか、住宅ローン返済中に不動産担保ローンを利用できるのか、利用の際の注意点について説明します。

不動産担保ローンとは

不動産担保ローンとは、家やその他の不動産を担保に入れることを条件に利用できるローンです。

担保(たんぽ)とは、借金の返済が滞ったときのために物や人を差し出すことです。

物を差し出すパターンとしては、車や宝石、不動産などがありますし、人を担保にするのは「保証人」です。

不動産を担保に入れる分、一般的な消費者金融などのローンよりも高額なお金を借りられますし、通常のキャッシングより金利も低めに設定されているケースが多数です。

借りたお金は、生活費や旅行、病院代や借金返済や事業資金など、自由に使えます。

不動産担保ローンと住宅ローンの違い

不動産担保ローンも住宅ローンも、同じく家を担保にするローンですが、両者はいろいろな面で異なります。

金利

1つ目の違いは金利です。住宅ローンの場合は年率0.6~4%程度ですが、不動産担保ローンの場合の金利は年率4~15%程度にもなります。住宅ローンは、居住することを目的とした住宅購入を政府が後押ししているため低金利なのです。

ローンの利用目的

ローンの利用目的についても違いがあります。

住宅ローンの場合には「居住用の住宅購入」のみで、他への利用はできません。一方、不動産担保ローンはフリーローンとなっているので何に使ってもかまいません。

返済期間

住宅ローンの場合は最長35年まで返済期間を延ばせますが、不動産担保ローンの場合は5~10年程度が標準的で、長くて20年程度です。

抵当権の「順位」

抵当権(ていとうけん)とは、貸した側が不動産を借金の担保に入れる権利です。抵当権が設定されている場合、その元となっている借金が返済できなければ、不動産を強制的に売却(競売)して借金の返済に充てます。

住宅ローンの抵当権は必ず「1番抵当」であり、すでに家に別の担保がついていたら利用できません。一方、不動産担保ローンの場合、「2番抵当」以降でもかまわないケースが多いので、住宅ローンなど別の担保に入っている不動産でも利用できる可能性が高くなります

不動産担保ローンの借入先

不動産担保ローンを取り扱っているのは、一部の銀行や貸金業者(消費者金融)です。ただし、銀行と消費者金融には違いがあります。

消費者金融の場合、銀行ローンよりも金利が高くなるケースが多数です。ただし、借入の審査は消費者金融の方が通りやすくなっています。

住宅ローン返済中でも不動産担保ローンを借りられる

住宅ローンを返済中でも、重ねて不動産担保ローンを借りられるのかというと、借りられるケースと借りられないケースがあります。

住宅ローンを返済中に不動産担保ローンを借りるための条件はこちらです。

担保に余力があることが必要

不動産担保ローンを利用するには、抵当に入れる家の「担保価値」に余力があることが必要です。

住宅ローンを利用すると家を住宅ローンの担保に入れるので、その時点で住宅ローンで借入した金額分の担保価値が失われます。

家を売っても、住宅ローンを返しきれない状態(オーバーローン)になっていたら、もし不動産担保ローンを貸して2番抵当をつけても、借りた人がお金を返せなくなったとき、不動産担保ローンの債権者(さいけんしゃ:貸した側)が回収できるお金は0円であり、担保価値がありません。この場合、不動産担保ローンを利用できない可能性が高いです。

オーバーローン

一方、住宅ローンがアンダーローンで、住宅ローンを返してもなお不動産担保ローンの返済に回せる余力があれば、不動産担保ローンを利用しやすいです。

融資条件に合うことが必要

不動産担保ローン借入先の「融資条件」に適合していることも条件です。

たとえば、借入先が「不動産担保ローン貸付では必ず1番抵当でなければならない」と条件設定していたら、残念ながら住宅ローン返済中の利用はできません。

また、返済能力や勤務先、年齢などの条件が適合していない場合も、審査に落とされて不動産担保ローンを利用できない可能性が高まります。

家を担保にして借金できる不動産担保ローンのメリット・デメリット

不動産売却(金銭的理由)家を担保にして借金できる不動産担保ローンのメリット・デメリット

不動産担保ローンを利用する際の注意点

住宅ローンの返済中に不動産担保ローンを利用するとき、次のような点に注意しましょう。

金利が高い

不動産担保ローンの金利が高いです。高額なケースでは年利15%にもなりますから、金利が負担となって途中で返済が苦しくなってしまう方も少なくありません。

返済できなくなると家をとられる

不動産担保ローンは、家を担保にした借金です。返済できなくなると家を競売にかけられて売却され、家を失ってしまいます。

苦労して住宅ローンを完済したにもかかわらず、不動産担保ローンを返せなかったために家を失ってしまったら、後悔しても仕切れないでしょう。

債務整理しにくくなるリスク

借金がかさんだとしても、債務整理をすれば解決できます。ただし、不動産担保ローンを利用していると、債務整理の中でも「個人再生」を利用できなくなる可能性があります。

住宅ローンのある家でも守ることのできる「住宅ローン特則」つきの個人再生を利用するためには、「住宅ローン以外の抵当権がついていないこと」が必要だからです。

住宅ローンを払えなくなったときに家を残せる「個人再生」とはなにか

不動産売却(金銭的理由)住宅ローンを払えなくなったときに家を残せる「個人再生」とはなにか

不動産担保ローンは住宅ローン以外の抵当権なので、そのままでは住宅ローン特則を利用できません。すると個人再生をしても家を守ることは不可能となってしまいます。