不動産売買契約の時に全てのお金がもらえるわけではないって知ってた?

売却ガイドブック(売却基礎知識)

あなたのお家(マンション・戸建て・土地)を買いたいというお客様が出てきて、売買契約を結ぶことになりました。

不動産売買契約

「やっと売却代金を受け取れる」と思うかもしれません。

ちょっと待ってください。一般的に、契約のときに全ての売却代金を受け取ることはできません

では、いつ、どのタイミングで全ての不動産売却代金を受け取れるのでしょうか。また、不動産売買契約の際には売却代金を受け取れないのでしょうか。

ここでは、不動産売買契約の時に受け取るお金である「手付金(てつけきん)」について説明します。

不動産売買契約の時にもらえるお金=手付金

不動産売買契約を結んで、不動産売買の全てが終わるわけではありません。

不動産の売却の流れは次の通りです。

不動産売買の流れ(手付金)

①不動産購入申込書

買主から、「購入したい」との申し出を正式に書類で受け取ります。この書類が不動産購入申込書です。受け取ってから、あなたと買主間で売買金額や引渡しの時期などの条件交渉が始まります。

②不動産売買契約

条件交渉があなたと買主の間でまとまれば、不動産売買契約を結びます。不動産売買契約を結ぶことで「正式に不動産を売却できる」という証明になります。そのため、不動産売買契約を結んでから売主は物件を引渡す準備(引越しやローンの返済手続き・抹消登記など)を、買主は物件を引受ける準備(正式な住宅ローンの契約など)を行います。

ですから、不動産売買契約のタイミングでは、買主が売買代金分の現金をもってないかぎり、不動産を引き渡せません。不動産売買契約から物件の引渡しまで、準備に約2ヶ月ほどかかります。引渡しの期間についても条件交渉の際に決めますが、どれだけ早くてもおよそ2週間はかかります。(不動産登記の準備が必要です。それよりも早くを決済を希望するのであれば不動産買取を選ぶという方法があります。)

手付金

まだ、不動産を渡していないのに、お金を全て受け取ることなんてできませんよね。本来、不動産の売却代金をもらえるのは、買主に不動産を引渡した時です。

でも、不動産売買契約を結んだにも関わらず、簡単に「やっぱり買うの止めます」と言われては困りますので、不動産売買契約のときに、売却代金の一部を買主から売主に支払ってもらいます。この売却代金の一部を手付金(てつけきん)といいます。手付金は一般的に売却代金の10%であることが多いですが、この手付金の額も条件交渉で決めます。ちなみに、買主が不動産売買契約後に「やっぱり買うの止めた」という場合は、この手付金を放棄、つまり無条件で手付金を売主に渡さなければなりません。

参考 手付金とは?イクラちゃんねる

③残代金決済と物件の引渡し

売主が不動産を引渡す準備、買主が不動産を引受ける準備ができれば、物件の引渡しを行います。その際に売却代金から手付金を除いた金額である残代金(ざんだいきん)を受け取ることができるわけです。これを残代金決済といいます。もし手付金が売却代金の10%であれば、残りの90%は引渡しの際にもらえるということです。

残代金決済で売買代金全てのお金を受け取るので、同日に物件を引渡します。

参考 残代金についてイクラちゃんねる

まとめ

売買契約の時に全てのお金を受け取ることができると、はじめてお家を売るほとんどの方がそう思っています。

実際に受け取ることができるのは手付金であり、売買契約を結んでからさらに期間が開くことが多いため、そのことも踏まえて売却計画を立てなければ、売却後のあなたのプランが狂いかねないことに注意が必要です。

家の売却方法はじめて家を売る人のための不動産売却の手順と流れ(マンション・戸建て・土地編)
error: Content is protected !!