イクラ不動産 | 安心して家を売る https://iqrafudosan.com/smpf LINEで売却相談!来店不要の不動産屋さん Thu, 28 Mar 2024 10:53:46 +0000 ja hourly 1 https://iqrafudosan.com/smpf/wp-content/uploads/2018/05/cropped-09ee919d3ea1e3cd257c58970ae20484-2-32x32.jpg イクラ不動産 | 安心して家を売る https://iqrafudosan.com/smpf 32 32 離婚で家やマンションを売却する時の5つのポイントをわかりやすく解説! https://iqrafudosan.com/smpf/divorce-fudosan-baikyaku/ Wed, 20 Jun 2018 03:52:33 +0000 https://ikura.jp/?p=231 離婚で家やマンションを売却するというケースは決して少なくありません。離婚が原因で家の売却を検討している場合、確認しておくことや知っておくべきポイントは、次の5つです。

  • 家を売れる人は誰なのか?
  • 家がいくらぐらいで売れそうかを調べるには?
  • 離婚で家を売ったお金はどうなるのか?
  • 住宅ローンが残っている場合はどうすべきか?
  • 家を売るのは離婚前、離婚後のどちらか?

これらのポイントについて、わかりやすく説明します。

この記事で具体的にわかること

  • 離婚で家を売った場合、売却代金は家の名義や持分割合にかかわらず、財産分与の対象となる
  • 住宅ローンが残っている場合は、残っている額によって売り方や財産分与の対象になるかどうかが変わる
  • 離婚で家を売る場合は離婚前が売りやすいが、名義変更や財産分与は離婚後にする
この記事はこんな人におすすめ!
離婚により家やマンションの売却を考えている人
住宅ローンが残っている家やマンションがあって離婚をしたい人
離婚で家やマンションをどのように売れば良いのかわからない人

1.ポイント①離婚で家を売れるのは誰なのか?

離婚で家を売る場合、5つのポイントを押さえておくことが大切です。

まず、離婚の際に夫婦のどちらが家を売ることができるのかを説明します。

1-1.名義人でなければ売却できない

不動産(土地・一戸建て・マンションなど)の売却は、原則として不動産の所有者(=名義人)でなければできません

たとえば、不動産の名義が夫だけの単独名義だった場合、たとえ夫婦であっても妻が勝手に売却することはできず、また、夫と妻の共有名義であった場合は、夫婦共同でなければ売却することができません。

そのため、そもそも売却する権利は誰にあるのか、不動産の名義人を確認する必要があります。

家の名義人が誰なのかわからない場合は、登記情報を調べるか、家を買ったときの不動産売買契約書を確認しましょう。

不動産売買契約書に記名押印した人が名義人です。夫婦共有名義の場合は、2人の名前が書かれています。

1-2.名義人でない場合や共有持分のみの売却はできるか?

名義人でない場合は、売ることはできませんので、どうしても売却したい場合は、家の名義人と話し合って合意を得るしか方法がありません。

もし夫婦共有名義になっていて売却の意思が一致しない場合は、自分の持分割合(共有持分)のみを不動産会社などの第三者に売却することは可能です。

ただし、共有持分のみの売却は安くなり、また非常に売れにくいのでおすすめではありません。

売却の意思が一致しないからと言って、夫婦に関係のない第三者に共有持分のみを売却することは遺恨が残るため、後々大きなトラブルに発展してしまう可能性もあるため、できれば避けるほうが良いでしょう

くわしくは「離婚するとき、家の「共有持分」だけを売却することは可能か?」もあわせて読んでみてください。

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2.ポイント②家がいくらぐらいで売れそうかを調べるには?

家を財産分与するにしても、家の売却代金で住宅ローンが完済できるかどうかを調べるにしても、まず「お家を売却したらいくらぐらいになるのか」という現在の家の価値がわからなければ、具体的に次のステップへ進むことができません。

家の売却方法を調べるには、不動産会社に査定してもらう方法と自分で相場価格を調べる方法とがあります。

2-1.不動産会社に査定を依頼する

現在の家の価値を知るには、不動産会社に査定を依頼すれば調査してもらうことができます。ただし、不動産会社としては売却を任せてもらいたいので、中には価格を高めに査定する会社もあるため注意が必要です。

不動産会社が出した査定額が客観的に正しいのか見極めるためには、複数の不動産会社に依頼する必要があります

とはいえ、まだ売却するかどうか決まっていないのに、不動産会社に査定してもらうのは気が引けるという方も多いですし、そもそも離婚の事情を詳しく話すことに抵抗があるという方は少なくありません。

そういった場合には、机上査定(きじょうさてい)がおすすめです。机上査定であれば、お家を見てもらわなくても、簡単に査定してもらうことが可能です。ただし、情報だけで査定をするため、正確な価格ではないことが多い点に注意しましょう。

2-2.自分で相場価格を調べる

相場価格は、ある程度なら自分で調べることも可能です。

相場価格を知るためには、次の2点を調べる必要があります。

  • 近隣の似ている家の過去の成約価格を調べる
  • 近隣の似ている家が今、いくらで売りに出ているかを調べる

成約価格は、不動産流通情報機構が提供している「レインズマーケットインフォメーション)」や国土交通省が公表している「土地総合情報システム」などで調べることができます。

また、現在、似たような家がいくらで売りに出ているかを調べる場合は、SUUMOLIFULL HOME’Sathomeなど購入者向けの物件検索サイトが便利です。

ただし、売りに出されている価格は高めに設定されていることが多いため、必ずしも相場価格を反映しているわけではない点を踏まえておく必要があります。目安としては、売り出し価格は相場価格の1.1〜1.2倍程度であることが多いです。

自分で家がいくらぐらいで売れそうか知りたい場合は、ぜひ「イクラ不動産」をご利用ください。

無料&秘密厳守で相場価格を知ることができるだけでなく、離婚による売却に強い不動産会社を探すことができます。

さらに、宅建士の資格を持ったイクラ不動産の専門スタッフに不動産会社を紹介してもらったり売却について相談したりすることができるので安心です。

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3.ポイント③離婚で家を売ったお金はどうなるのか?

離婚で家やマンションを売った場合、売却代金はどうなるのかについて説明します。

3-1.離婚で家を売ったお金は「財産分与」の対象になる

離婚の際、夫婦で所有している財産は、財産分与することになります。

財産分与(ざいさんぶんよ)とは、夫婦が婚姻中に協力して築いた財産を、離婚時に夫婦それぞれ分け合うことです。

基本的に、財産分与は夫婦で2分の1ずつになるため、不動産(土地・一戸建て・マンションなど)を売却して手元に残ったお金は、不動産の持分割合(その不動産を誰が、どのくらいの割合を所有しているか)や収入額などに関係なく半分ずつになります

ただし、夫婦で合意が得られた場合は、これに限りません。たとえば、どちらか一方が全額もらうことも可能です。

くわしくは「離婚したら家はどうする?分ける方法、もらう方法についてまとめた」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。

3-1-1.家を売ったお金が財産分与の対象にならない場合もある

婚姻前」に親から譲り受けた財産や自分自身で購入したものについては、夫婦共同で形成した財産ではないため、財産分与の対象になりません。

このような婚姻前から所有していた財産を特有財産といいます。

また、住宅ローンが残っている場合も注意が必要です。今の家を売却しても住宅ローンの完済ができない場合は、そもそも財産分与の対象となりません。

売却で手にしたお金はすべてローンの支払いでなくなってしまうため、財産にならないからです。

3-1-2.婚姻前に購入した家でも財産分与の対象になるケース

婚姻前に夫婦どちらかが購入した不動産(土地・一戸建て・マンションなど)の住宅ローンを婚姻後も支払っていることがあります。

そのような場合は、婚姻後、ローンを支払った分についてのみが共有財産になる、つまり財産分与の対象です。

この場合、婚姻後に2人でローンを支払った額はいくらなのかをまず調べて、その割合から共有財産となる金額を計算します。

3-2.財産分与と慰謝料とは別

財産分与は、次の3つに分けられます。

  1. 婚姻中に共同で形成した共有財産を清算する、清算的財産分与
  2. 離婚で生活が苦しくなる配偶者に対してなされる、扶養的財産分与
  3. 慰謝料を含めて請求することができる、慰謝料的財産分与
そのため、慰謝料を請求できる場合は、家を売却してお金を財産分与でもらったとしても、これとは別に慰謝料を請求することが可能です

ただし、慰謝料的財産分与である場合は、慰謝料が含まれているため、それ以上請求できません。

財産分与について、くわしくは「離婚の際、不動産を財産分与する方法についてわかりやすくまとめた」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。

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4.ポイント④住宅ローンが残っている場合はどうすべきか?

離婚のとき、住宅ローンが残っている家やマンションをどうすべきかは、住宅ローンの残り具合によります。

また売却方法も変わってくるため、まずは住宅ローンの状況を確認をしましょう。

4-1.住宅ローンの残額を調べる

離婚で売却する予定の家やマンションに住宅ローンが残っている場合は、まずローンがいくら残っているのかを調べなければなりません。

住宅ローンの残りを確認する方法は、次のとおりです。

  • インターネットのマイページなどで確認する
  • 金融機関から送られてくる残高証明書で確認する
  • 住宅ローンを組んだ時の返済予定表で確認する

金融機関の問い合わせ窓口で直接聞くこともできますが、時間がかかることも多いです。できるだけ自身で調べるほうが良いでしょう。

4-2.アンダーローンかオーバーローンかを調べる

住宅ローンが残っている場合は、ローン残高と家がいくらぐらいで売れるのか調べて、家を売却したお金で残りのローンを完済できるアンダーローンか、完済できないオーバーローンかを判断する必要があります。

それによって、家が財産分与の対象に含まれるのかどうかが変わってくるからです。

目安ではありますが、購入後10年以内の売却は、元本(お家の部分の返済)より利子の部分の返済が大きいので、実際に売れる金額より多く住宅ローンが残るケースが多く見られます。

家やマンションがいくらぐらいで売れそうかを調べる方法については、後の章でくわしく説明します。

4-2-1.売却額でローンを完済できる「アンダーローン」の場合

アンダーローン

アンダーローンの場合は、住宅ローンがない場合と同じように「仲介」や「買取」という方法で売却することが可能です。

売却したお金でローンを完済し、手元に残ったお金を夫婦で財産分与します。

4-2-2.売却額でローンを完済できない「オーバーローン」の場合

オーバーローン

住宅ローンの残額が家の売却額よりも多い「オーバーローン」の場合は、財産分与の対象になりません

さらに、オーバーローンの家を売却したい場合は、足りないお金を補填してローンを完済する必要があります。

足りない額を補填できるだけの貯蓄がない場合や親族から借りてお金を用意できない場合などは、オーバーローンのためのローン(無担保ローン)を利用するのもおすすめです。

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もし、借り入れもできなくて住宅ローンが払えず、売却せざるを得ないときには「任意売却(にんいばいきゃく)」をすることになります。

任意売却とは、売却金額が住宅ローンの残高を下回っているオーバーローン状態でも、金融機関から承諾を得たうえで売却するという方法です。

任意売却は、住宅ローンを遅延・滞納していることが必須条件ですので、自分でわざと遅延・滞納しなければなりません。また、一旦、遅延や滞納をしてしまうと、任意売却できる期間は限られてしまうため注意が必要です

残った住宅ローンについては、離婚後も支払うことになります。ただし、任意売却後の返済方法等については債権者と話し合って決めることができ、経済事情などを考慮してもらえるケースもあります。

無担保ローンや任意売却については、「オーバーローンの家は売却できない?調べる方法と5つの対処法を解説」や「【任意売却とは?】住宅ローン返済滞納でも競売を回避する方法を解説」で説明しているので、ぜひ読んでみてください。

4-2-3.ペアローンが残っている場合や連帯債務、連帯保証がある場合

住宅ローンを「ペアローン」・連帯債務・連帯保証」で借りていて、売却して解消したい場合、基本的に住宅ローンを完済するまでは、これらから外してもらうことはできません

MEMO

ペアローン

ペアローンとは、夫婦それぞれが住宅ローンを組む方法です。住宅ローン控除や団体信用生命保険もそれぞれの分にしかかかりません。

連帯債務(れんたいさいむ)

連帯債務とは、1つの住宅ローンに夫婦が収入を合わせて借入する方法です。もし、夫名義で借りていて、夫が亡くなった場合、団体信用生命保険で住宅ローンは全部なくなります。住宅ローン控除は、持分に応じて夫婦それぞれが受けられます。

詳しくは「連帯債務者が離婚したときの家の処分方法についてまとめた」も併せてご覧ください。

連帯保証(れんたいほしょう)

連帯保証とは、1つの住宅ローンに夫婦が収入を合わせて借入する方法です。もし、夫名義で借りていて、夫が亡くなった場合、団体信用生命保険で住宅ローンは全部なくなりますが、住宅ローン控除は、夫しか受けられません。

詳しくは「離婚するとき、妻が家の連帯保証人から外れる3つの方法についてまとめた 」も併せてご覧ください。

これらの場合で売却する際も、アンダーローンかオーバーローンかで売却方法が変わります。

住宅ローンが残っている場合の売却については「住宅ローンが残っている家(マンション・一戸建て)を売る方法」でくわしく説明していますので、ぜひ読んでみてください。

4-3.建設中や建てたばかり家はどうなるのか

建設中の家や、建てたばかり、買ったばかりの家の場合は、住宅ローンを組んでいればオーバーローンになるケースがほとんどです。

建設中や建てたばかりで売却すると決まっている場合は、未入居のままにしておくほうが良いでしょう。期間に限らず、一度でも人が住んでしまうと「中古」物件になり、さらに家の価値が下がるからです。

しかし、建てたばかりや買ったばかりのようなケースでも、住宅ローンが完済できる少し高めの価格設定をして、相場より高く売り出してみることも1つの方法です。実際に売れるケースもあります。一度、不動産会社に相談してみても良いでしょう。

くわしくは「家を建てたばかりや買ったばかりで離婚するときの注意点をまとめた」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。

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5.ポイント⑤家を売るのは離婚前、離婚後のどちらか?

最後に、離婚で家やマンションを売却するのは、離婚前と離婚後のどちらが良いのかについて説明します。

5-1.売却は離婚前にするのがおすすめ

離婚で売却するのであれば、お互いの連絡が取りやすい離婚前がおすすめです。離婚をしてからでも売却はできますが、別々に暮らし始めていると話し合いの時間が取れなかったり連絡がつかなかったりする恐れもあります。

特に、夫婦共有名義で売却する場合は、離婚する前の方が売却しやすいでしょう。

5-2.売却代金の財産分与は離婚後にする

売却自体は離婚前がおすすめですが、売れたお金を財産分与する場合や、所有者の名義変更などで家そのものを財産分与する場合などは、必ず離婚届を提出して、戸籍を分けてからにしましょう

婚姻中に財産を移転すると「贈与」と見なされて贈与税不動産取得税を課税される可能性があるからです。

くわしくは「離婚で家を財産分与したとき、贈与税などの税金はかかるのか」も読んでみてください。

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まとめ

この記事のポイントをまとめました。

  • 家を売れるのは夫と妻、どちらになるのか→家の名義人が売ることができる
  • 今お家を売ったらいくらぐらいなのか→査定をしてもらう
  • お家を売ったお金はどうなるのか→家の売却代金は財産分与の対象となる
  • 住宅ローンがあるけど売れるのか→オーバーローンかどうかによって売り方や対処方法が変わる
  • 売るなら離婚前、離婚後どちらなのか→売るのは離婚前がおすすめ。財産分与や名義変更は離婚後にする

離婚で家やマンションを売却する際や財産分与を検討するうえで、今の家の価格を知ることは避けられません

不動産会社に査定してもらうのが一番早い方法ですが、まだ売却するかどうか決まっていないのに、不動産会社に査定してもらうのは気が引けるという方も多いでしょう。

また、離婚の事情を不動産会社にくわしく話すことに抵抗があるという方も少なくありません。しかし、自分で不動産の相場価格を調べるのも大変です。

いきなり不動産会社に依頼するのは気が引ける方や、何をすれば良いのかわからないという方は、まず「イクラ不動産」でご相談ください。

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離婚時、夫婦共有名義の家はどうやって財産分与するのかまとめた https://iqrafudosan.com/smpf/rikon-ie-kyoyumeigi/ Sun, 30 Sep 2018 10:45:23 +0000 https://ikura.jp/?p=431 共有名義の家やマンションなどを持っていて離婚する場合、財産分与の手続きが複雑になることがあります。

離婚後も家やマンションを共有名義のままにしておくと、さまざまなトラブルになる可能性が高いため注意が必要です。

こちらでは、離婚をする時に夫婦共有名義の家をどうすれば良いかについて、わかりやすく説明します。

この記事で具体的にわかる3つのポイント

  • 離婚で家を分ける時は、家の名義や共有持分割合にかかわらず、原則として夫婦で半分ずつになる
  • 家を共有名義のままにしておくと、売りたい時や相続発生時にトラブルになりやすいので避ける
  • 共有名義の家に住宅ローンが残っているかどうかで対処法が変わる
この記事はこんな人におすすめ!
離婚時に共有名義の家やマンションがある場合、どうすれば良いのかを知りたい人
家を共有名義にしたまま離婚するリスクについて知りたい人
住宅ローンが残っている共有名義の家をどう分ければ良いかを知りたい人

1.離婚で家を分けるとき、名義や持分割合は無関係

夫婦で家やマンションを購入するとき、夫婦の共有名義にするケースがよくあります。

まず、家の持分割合と、割合の決め方について説明します。

1-1.家の「持分割合」とは?持分割合の決め方

持分割合(もちぶんわりあい)とは、その不動産を所有している割合のことです。不動産(マンション・一戸建て・土地)を夫婦で共有名義にするときには、それぞれの「持分割合」を決めなければなりません。

夫婦で家を共有する場合、2人の持分を足すと1(100%)となるように分けます。

一般的に、持分割合は、それぞれが出したお金の金額で決めることが多いです。

たとえば、2,000万円の家を購入する際に、妻が頭金として200万円を出し、残りの1800万円を夫の単独名義でローンを組んだ場合、持分割合は次のようになります。

【夫婦の持分割合(2,000万円の家の場合)】

家の代金 家の持分割合
妻が出した額 200万円 10分の1(10%)
夫が出した額 1,800万円 10分の9(90%)
合計 2,000万円 1(100%)

1-2.離婚時の財産分与では、基本的に2分の1(半分)ずつ

離婚で共有名義の家を分ける場合、「持分割合がそれぞれが得られる財産分になる」と思われているケースがよくありますが、これは誤解です

確かに、一般的に共有持分の不動産を分けるときは、持分割合に従って財産を分けます。

しかし、離婚の際には、持分割合とは無関係に家を分けます。家は「財産分与」の対象になるからです

MEMO

財産分与(ざいさんぶんよ)とは?

財産分与とは、夫婦が婚姻中に協力して築いた財産を、離婚時に夫婦それぞれ分け合うことをいいます。不動産は、財産分与の対象に含まれます。

一般的に、夫婦の財産形成に対する貢献度は同程度であると考えられており、財産分与をするときには、夫婦が2分の1ずつにするのが原則です。

家を分けるときも同様で、夫婦の共有持分割合がどのようになっていても、分けるときには2分の1ずつになります。

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2.離婚後に家が共有名義のままだとトラブルになりやすい

共有名義の家がある場合、離婚時は夫婦の共有持分を2分の1ずつにして、離婚後も共有状態のままにしておくことは可能です。

しかし、将来トラブルになるリスクが高いため、一般的にはこのような方法を選びません。

どのようなトラブルになる可能性があるのかを確認しておきましょう。

2-1.相手の同意がないと売却や活用ができない

離婚後も不動産が共有状態になっていると、将来、家を貸したり売ったりする場合も建物の増改築や不動産を担保に入れてお金を借りたい場合なども相手の承諾が必ず必要となるため、自由にできずとても不便です。

お互いの意見が合わない場合は、当然トラブルのもとになります。また、離婚したあとも相手との関係が続いてしまうため、嫌だと考えている方が多いです。

2-2.相続になるとさらに関係が複雑になる

離婚したあと、元夫もしくは元妻が亡くなってしまった場合、家の共有持分は亡くなった側の遺族が相続することとなります。

たとえば、亡くなった夫が再婚しており、新しい配偶者と子供が1人いた場合、元夫が持っていた共有持分をこの2人が相続します。

そのため、元妻は、相続した2人の同意がなければ家の売却や活用ができないという、さらに複雑な関係になってしまうのです。

2-3.共有分割調停や共有持分訴訟になる可能性もある

共有分割調停とは、話し合いによって協議が整わなかった場合、裁判所の調停委員に間に入ってもらって、話し合いを仲介してもらう手続きのことです。

相手と連絡を取ったり直接顔を合わせたりする必要もありませんし、調停委員から客観的な和解案を提案してくれるので、合意できる可能性が高くなります。

共有分割調停でも、相手と合意ができなければ「共有物分割訴訟」という裁判によって解決するしかありません。共有物分割訴訟とは、裁判所に対して「共有物を分割してください」と求める裁判のことです。

共有物分割訴訟になると、

  1. 共有不動産自体を切り分ける「現物分割」
  2. 他の共有者の持分をお金(代償金)を払って買い取る「価格賠償」
  3. 不動産を強制的に売却(競売)し、お金を分ける「換価分割」

いずれか3通りの分割方法となります。

①と②ができない場合、裁判所は③「換価分割」の決定をするしかありません。売却を望んでいなかったとしても、判決で換価分割を宣言されてしまうケースもあるのです。

さらに詳しく知りたい方は「離婚後、元夫や元妻と家が共有状態の場合における解消方法」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。

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3.家を共有名義から単独名義にする方法

共有名義の家は、離婚の際にどちらかが相手に自分の共有持分を全部譲り、単独名義にしてしまうのがおすすめです。

そのためには、どちらかの共有持分を相手に「財産分与」することによって対応します。

住宅ローンの有無で方法が異なるため、それぞれの場合で確認しましょう。

3-1.住宅ローンがない場合

住宅ローンがない(残っていない)場合には、共有持分を財産分与するのは簡単です。

離婚協議書(協議離婚合意書)や財産分与契約書を作成して、財産分与にもとづいて、共有名義から夫婦どちらかの単独名義へ不動産登記(所有権移転登記の申請)をすれば良いだけだからです。

この場合、家の名義を譲ってもらった側は、相手に対し家の価値の半額分の「代償金(だいしょうきん)」を支払うことで公平に財産分与することができます。

ただし、夫婦の合意があれば、代償金なしで相手に家を全て分与(ぶんよ:分け与えること)することも可能です。

名義変更の手順やかかる税金について詳しくは「離婚後、家の名義を夫から妻に変更できる?住宅ローンとの関係を徹底解説!」で説明していますので、ぜひ読んでみてください。

3-2.住宅ローンがある場合

一方、住宅ローンが残っている場合には、そう簡単にはいきません。

住宅ローンを利用している場合、借入先の金融機関の了承を取らないで、家をどちらか一方の単独名義に変更してしまうと、住宅ローンの契約違反になる恐れがあるからです。

違反すると、残っている住宅ローンの一括払いを求められる可能性もあります。

たとえば、夫婦でローンを組んでいて家が共有名義になっており、夫が妻に家を分与したいとしても、夫名義の住宅ローンを完済してからでないと、妻に名義変更できません

住宅ローンを完済するためには、どこかからお金を工面して支払う必要があります。

この場合に取れる方法は、次の2つです。

  1. 貯蓄や借り入れで足りない額を補填してローンを完済する
  2. ローン借り換えをして相手名義のローンを完済し、住宅ローン全額を自分名義にする

このような方法をとれば、現時点で住宅ローンが残っていても夫のローンを完済することができるので、家の名義も妻に変更することができます。

住宅ローンを完済する方法は、「オーバーローンの家やマンションは売却できない?調べる方法と5つの対処法を解説」で詳しく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

離婚で家の名義を変更する方法については「離婚後も妻が夫名義の持ち家に安心して住むには?住宅ローンの有無別に紹介」で説明しています。

また、連帯保証人や連帯債務の関係となっている場合は、代わりとなる別の誰かもしくは人でなくても土地や建物などの物的担保(ぶってきたんぽ)を入れることにより外してもらう方法があります。

ただし、これらの方法ができない場合には、ローンを完済するまでは、共有名義のままで我慢するしかありません。

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4.離婚時に共有名義の家を売却するのもおすすめ

夫婦共有名義の家を離婚時に単独名義にしようとすると、どちらの名義にするのか、代償金をいくらにするのか、住宅ローンはどうするのかなどいろいろと困難な問題が発生します。

このようなときには、家を売却することで夫婦共有名義の問題をすっきり解消することができます

4-1.離婚で共有名義の家を売るタイミング

離婚で家を売る場合は、夫婦間で相談や連絡をしやすい離婚前が良いでしょう。これは、共有名義の家でも同じです。

離婚して別々に暮らすと、なかなか連絡が取れない、スケジュールが合わないなどで、売却活動がしにくくなります。

ただし、家を売ったお金を財産分与として分けるのは離婚後です。たとえば、家の名義人でもなく持分割合もない妻が、離婚前に家の売却代金を夫から受け取ると、贈与税が課せられる場合があります。

4-2.アンダーローンの場合は売却代金を分け合える

共有名義ならば、夫婦が共同で住宅を売却しなければなりません。

アンダーローンとは、残っている住宅ローンの残債(残高)が家の売却価格を下回っている状態のことです。

アンダーローン

この場合、家が売れたらその売却代金をまずは住宅ローンの支払いに充て、残ったお金は夫婦で分け合うことができます。このように売却することで住宅ローンを完済できれば、離婚後に面倒な家の問題を持ち越さずに済みます。

4-3.オーバーローンの場合はローンを大幅に減らせる

反対に、オーバーローンとは、残っている住宅ローンの残債(残高)が家の売却価格を上回っている状態のことです。

オーバーローン

この場合、そもそも財産分与の対象ではなくなってしまいますが、売却してしまうことで共有名義となっている関係からは解消されます

また、売却後に残った住宅ローンを支払っていくのは、ローン名義人になりますので、住宅ローンがどちらかの単独名義になっている場合、夫婦で約束をしない限り、ローン名義人でない方は、今後も残った住宅ローンの支払いをする必要はありません。

仮に、自分が連帯保証人や連帯債務者になっていた場合でも、家を売却して住宅ローンの残債を減らしておくことで、将来、主債務者(メインで借りている人)が返済できなくなった際に自分にのしかかってくるローンの残債を少しでも減らしておくことができます

家の売却については「離婚が原因で家を売却する時の5つのポイント」も併せてご覧ください。

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まとめ

この記事のポイントをまとめました。

  • 持分割合とは、その不動産を所有している割合のことで、一般的には家やマンションを購入した際に、夫婦それぞれが出したお金の割合で決まることが多い
  • 離婚で家を分ける時は、名義や共有持分も割合にかかわらず、原則として夫婦で半分づつになる
  • 家を共有名義のままにしておくと、家を売りたい時や相続が発生した時にトラブルになりやすいので、共有名義を解消しておくようにする
  • 共有名義の家に住宅ローンが残っているかどうかで対処法が変わる
  • 住宅ローンが残っていない場合は、家の名義をどちらかの単独名義にして、財産分与の額や代償金の支払いなどで調整する
  • 住宅ローンが残っている家は、売却額でローンが完済できない場合は負の財産となるため、財産分与の対象とならない
  • 共有名義の家を売って、売却代金を財産分与するとい方法もある
  • 離婚で家を売る場合は、連絡しやすい離婚前がおすすめ。ただし、財産分与で売却代金を分けるのは離婚後にする

離婚の際に夫婦共有名義の家がある場合は、離婚後のトラブル回避のためにもどちらかの単独名義にするか、売却した代金を財産分与するのがおすすめです。

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【不動産売却基礎知識まとめ】初めての不動産売却で知っておくべきこと https://iqrafudosan.com/smpf/2layer-kisochisiki-16031/ Thu, 20 Oct 2022 09:08:14 +0000 https://iqrafudosan.com/smpf/?p=16031 この記事では、家やマンションなどを初めて売ることになった人に向けて、不動産売却の方法売却の際に必要なもの不動産会社の選び方など、不動産売却の基礎知識をわかりやすく説明します。

具体的に次のようなことがわかるので、初めての不動産売却で不安を感じている人におすすめです。

【この記事で具体的にわかること】

  • 不動産の売却方法は、大きく仲介と買取に分けられる。時間がかかっても高く売りたい場合は仲介、安くなってもすぐに現金化したい場合は買取がおすすめ
  • 不動産売却時には、さまざまな証明書などの準備が必要。また、売却には仲介手数料などの費用がかかる(売却額の5%程度)
  • 不動産会社がしてくれる業務は、大きく分けると「売却物件の査定」「買い手を探すための売却活動」「契約手続」の3つ
  • 売却の際に不動産会社と結ぶ媒介契約には、「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類がある
  • 住宅ローンが残っている場合は、原則としてローンを完済しないと売却できない
  • 売却を依頼する不動産会社は、売却する物件がある地域での成約件数が多く、宣伝に力を入れているところを選ぶ
この記事はこんな人におすすめ!
家やマンションなどの不動産の売却が初めてで、どうすれば良いのかわからない人
売却を依頼する不動産会社選びで失敗したくない人
住宅ローンが残っている家や売りにくい不動産の売却方法を知りたい人

1.不動産の売却方法と売却理由に合った選び方を知ろう!

3つのポイント

  • 不動産の売却方法は、大きく分けると「仲介」と「買取」の2種類
  • 「仲介」は、売却期間がかかっても高く売りたい人におすすめ
  • 「買取」は、売却価格が安くなってもすぐに現金化したい人におすすめ

不動産売却の基礎知識として、まず家やマンションなどの不動産を売却する方法の種類と売却理由に合った選び方を説明します。

家やマンション、土地といった不動産を売却するおもな売却方法は、次の表のとおりです。

【不動産売却方法の種類】
売却方法 どのような売却方法か 向いているケース
仲介 不動産会社に売却を依頼して買い手を探してもらう 少しでも高く売りたい場合
買取 不動産会社や買取業者に買い取ってもらう すぐに現金化したい場合
買取保証付き仲介 一定期間内に仲介で売却できなければ、あらかじめ取り決めておいた価格で不動産会社に買い取ってもらう 少しでも高く売りたいが売却期限がある場合
リースバック リースバック業者や不動産会社に家を買い取ってもらい、そのあと賃貸として住み続ける 売却しても今の家に住み続けたい場合

売却方法を大きく分けると、「仲介」と「買取」の2つに分類されます。買取保証付き仲介は仲介と買取のハイブリッドで、リースバックは買取の一種です。

まずは「仲介」と「売却」、それぞれの売却方法の違いを確認しましょう。

1-1.「仲介」と「買取」は何が違うのか?

不動産を売ってお金にする点では、仲介も買取も同じです。しかし、売る相手(買い手)、売却期間、売却価格などが異なります

1-1-1.売却する相手が違う

仲介と買取とでは、売却する相手が違います

仲介の場合、売る相手は一般の消費者であることが多いです。

そのため、「買いたい」という人が現れるまで、売却活動をしなければなりません。例えるなら、フリーマーケットに出品をして、購入希望者が現れるのを待つような感じです。

一方、買取の場合は、家やマンションを不動産会社や買取業者に直接買い取ってもらいます

例えるなら、リサイクルショップに品物を持ち込んで買い取ってもらうのと同じです。買い手を探す必要がなく、買取条件さえ合えば、すぐに現金化できます。

1-1-2.売却にかかる期間が違う

仲介だと売却期間が長くかかりますが、買取ならすぐに売却が可能です。

仲介での売却は、買主を見つける売却活動と買主とのやりとりに時間がかかるため、どれだけ短くても2〜3ヵ月、長ければ半年以上かかります。

しかし、買取であればそのような期間は不要です。そのため、買取条件さえ合えば、数日〜1週間程度で売買契約と引き渡しが完了します。

1-1-3.売却できる価格が違う

仲介で売却すると相場価格に近い額で売れることが多いですが、買取だと相場価格よりも売却価格は安くなることがほとんどです。

一般的に、買取での売却価格は、相場価格の7割程度になります。なぜなら、不動産会社が買い取った家やマンションなどを再販するためにかかる費用をあらかじめ計算し、その額を差し引いた額が買取額になるからです。

1-2.仲介と買取のどちらを選ぶべきか?

仲介と買取のどちらを選ぶべきかは、通常、高く売りたいか早く売りたいかによって決まります。

【仲介と買取の選び方のルール】

  • 高く売りたい=仲介
  • 早く売りたい=買取

時間がかかっても少しでも高く売りたい場合は仲介を、安くなってもかまわないから、とにかく早く売りたい場合は買取を選ぶと良いでしょう。

ただし、仲介の場合は仲介手数料がかかりますが、通常、買取業者による買取の場合では不要です。

仲介か買取かを選ぶときは、売却額から売却にかかる費用を差し引いて、最終的に手元に残る額と売却スピードとの兼ね合いで選ぶと損をしにくくなります。

買取と仲介については、「不動産買取とは?なぜ安くなる?相場額や注意点、おすすめの場合を解説」「不動産仲介とは?家を希望に近い価格で高く売却できる方法を解説!」でくわしく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

1-3.買取保証付き仲介について

買取保証付き仲介とは、一定期間内(3ヵ月が多い)を定めて仲介で売りに出し、仲介で売却できなければあらかじめ取り決めておいた額で不動産会社が買い取ってくれるという、仲介と買取とを合わせた売却方法です。

買取保証付き仲介は、次のような流れで行われます。

  1. 不動産会社と仲介で売却する期間(3ヵ月が基本)と買取価格を取り決める
  2. 仲介で売却に出して買い手を探す
  3. 買い手が現れればそのまま仲介での売買契約に進む
  4. 取り決めた期間内に買い手が現れなければ不動産会社に買い取ってもらう

少しでも高く売れるチャンスがある仲介で売却したいけれども売却期限が決まっているなど、決まった日までに確実に売却しなければならない場合に向いているのが、買取保証付き仲介です。

買取保証については、「家の買い替え・住み替えで買取保証(売却保証)をつけるメリット・デメリット」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

1-4.リースバックについて

リースバックとは、売却した家を新たに賃貸物件として借りることで、今までと同じように住み続けられるという売却方法です。

リースバックは買取の一種で、次のような流れで行われます。

  1. 不動産会社に今の家を売る(買い取ってもらう)
  2. 売却した家を不動産会社から借りる(家賃を支払って住み続ける)
  3. 契約内容により、住み続けるか一定期間が過ぎたら明け渡すかが決まる(買い戻すことも可能)

リースバックは、家の売却代金が必要だけれども、子供の学校や勤務地の関係などで、今の家に住み続けたい場合に便利な売却方法です。

ただし、売却価格は買取と同様、仲介での売却よりも安くなることが多く、また契約内容によっては、決められた期間が過ぎれば明け渡すか買い戻すかを選ばなければなりません。

買い戻す際の価格は、一般的に売却した際の価格よりも高くなることが多いです

リースバックについては、「【リースバックのまとめ】家を売っても住み続けられる!利用方法や注意点を詳しく解説」で詳しく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

リースバックや買取保証付き仲介といった特殊な売却方法は、すべての不動産会社で取り扱っているわけではないため、売却前に不動産会社の情報をしっかりと調べておくことが大切です。

しかし、それぞれの不動産会社に問い合わせるのは、時間も労力もかかります。そのような場合におすすめなのが、イクラ不動産です。

イクラ不動産では、不動産会社が取り扱っている売却方法だけでなく売却実績もわかるため、売りたい物件や状況にピッタリ合った売却力のある不動産会社を選べます

さらに、イクラ不動産独自の価格シミュレーターを使えば、無料&秘密厳守で、簡単に素早く売却したい家やマンションなどの相場価格を調べることが可能です。

また、不動産の売却について、わからないことや質問したいことがある場合は、宅建士の資格を持ったイクラ不動産の専門スタッフに無料で相談できるため、不安を解消しながら売却を進めることができます。

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2.不動産の売却に必要なものと費用について知ろう!

3つのポイント

  • 不動産売却には登記識別情報をはじめ、さまざまな証明書などが必要となる
  • 不動産売却には仲介手数料をはじめとする費用がかかる
  • 仲介手数料の上限額は、取引額の3%+6万円+消費税で計算できる

次に、不動産を売却する際に必要となるものや費用について説明します。

家やマンションといった不動産を売却する際に必要となるものや費用についてあらかじめ知っておくと、スムーズに準備を進めることができます。

2-1.不動産売却時に必要になるもの

不動産を売却することが決まったら、次のものが必要となります。あらかじめ準備しておきましょう。

【不動産売却で必要となるものチェックリスト】
必要となるケース 必要なもの 取得場所 チェック
すべての場合 登記簿謄本の写し(登記識別情報) 購入や相続など、不動産を取得した際 ✅
実印(印鑑登録済みのもの)と印鑑登録証明書(3ヵ月以内に発行したもの) 印鑑登録と印鑑登録証明書の発行は各市町村役場 ✅
身分証明書 免許証やパスポートなど ✅
固定資産税納税通知書または固定資産税評価証明書 市区町村役場 ✅
住宅ローンが残っている場合 ローン残高証明書またはローン返済予定表 住宅ローンを組んでいる金融機関 ✅
土地・戸建て売却の場合 土地測量図・境界確認書 なければ測量が必要になる場合がある ✅
戸建て売却の場合 建築確認済証、および検査済証 建築時または購入時に取得済みのもの ✅
建築設計図書・工事記録書等 同上 ✅
マンション売却の場合 マンションの維持費等の書類(管理費、修繕積立金、管理組合費などについて) 手元にない場合は、マンションの管理会社から取得しておく ✅
マンションの管理規約、または使用細則など 同上 ✅
あれば準備するもの 耐震診断報告書・アスベスト使用調査報告書等など

購入時の売買契約書・重要事項説明書など

✅

査定をしてもらう際は、これらすべてが必要なわけではありません。しかし、売却することが決まっているのであれば、あとであわてないためにも少しずつ準備しておきましょう。

不動産売却時に必要となるものについては、「不動産売買契約で売主が用意するものや必要書類をわかりやすく解説」で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

2-2.不動産売却時にかかる費用について

家やマンション、土地などを売却する際にかかる費用の総額は、一般的に売却額の5%程度と言われています。

不動産売却時にかかるおもな費用や税金は、次のとおりです。

【不動産売却にかかる費用や税金】

  • 仲介手数料:不動産会社に成功報酬として支払う
  • 印紙税:売買契約書に課せられる税金
  • 住宅ローン完済のための費用:住宅ローンを完済する場合に必要

2-2-1.仲介手数料と計算方法

売却にかかる費用の中でも、大きな割合を占めるのが不動産会社に支払う仲介手数料です。

仲介での不動産取引を成功させると、不動産会社は売り手や買い手から報酬として仲介手数料を受け取ることができます。しかし、契約が成立しなければ、仲介手数料を受け取ることはできません

不動産会社が受け取れる仲介手数料の上限額は法律で定められています。400万円を超える取引の場合だと、次の計算で求められる額が仲介手数料の上限額です。

【仲介手数料の計算式】

取引額×0.03(3%)+6万円+消費税

たとえば、取引額が2,000万円の場合だと、仲介手数料の上限額は消費税を含むと72万6,000円になります。

【取引額2,000万円の仲介手数料の計算式】

(2,000万円×0.03+6万円)×1.1=72万6,000円

この計算式で求められるのは仲介手数料の上限額ですが、仲介手数料の額は上限額であることが慣例であり一般的です。

売却時にかかる費用や税金については、「【不動産売却の期間・流れ・費用のまとめ】初めての不動産売却で知っておくべきこと」で説明しているので、ぜひ読んでみてください。

2-2-2.印紙税

不動産の売買契約書は、印紙税の課税対象文書です。そのため、有効な契約書にするためには、印紙税額分の収入印紙を契約書に貼付し、消印して印紙税を収めなければなりません。

不動産売買契約書の印紙税額は、記載されている取引額によって決まります。

2024年3月31日までは軽減税率が用いられているため、不動産売買契約書の印紙税額は次のとおりです。

【不動産売買契約書印紙税額(1,000万円超え1億円までの取引額の場合)】

  • 1,000万円を超えて5,000万円以下の場合は1万円(本則税額は2万円)
  • 5,000万円を超えて1億円以下の場合は3万円(本則税額は6万円)

国税庁「不動産売買契約書の印紙税の軽減措置」より

不動産の売買契約では、売り手と買い手が保管する分として2通の契約書を作成します。印紙税は、それぞれの契約書を保管する側が負担するのが一般的です。

2-2-3.住宅ローン完済のための費用

住宅ローンが残っている家やマンションを売却する場合、次の2つの費用が必要になります。

【住宅ローンが残っている不動産売却で必要となる費用】

  • 住宅ローン完済の事務手数料
  • 抵当権抹消にかかる登記費用

住宅ローンが残っている家やマンションを売却する場合は、ローンを完済して抵当権を外さなければなりません。売却したあとで返済する場合であっても自己資金で返済する場合であっても、ローンを一括返済する際には事務手数料がかかります。

住宅ローンを組んだ金融機関によって手数料の額は異なるため、いくらぐらいになるのかあらかじめ窓口などで確認しておくと良いでしょう。

また、住宅ローンを一括返済して抵当権を外す際にも費用がかかります。

抵当権を外す費用として、抵当権抹消登記の登録免許と、登記手続きをしてもらう司法書士への報酬が必要です。

抵当権抹消登記をする際に法務局に収める登録免許税は、不動産1つにつき1,000円で、土地と建物、それぞれに抵当権が設定されている場合は2,000円になります。司法書士に支払う報酬は数万円のことが多いです。

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3.不動産会社がしてくれる3つの業務について知ろう!

3つのポイント

  • 不動産がしてくれるおもな業務は「査定」「売却活動」「契約手続き」の3つ
  • 査定には「机上査定」と「訪問査定」があるが、売却する際は「訪問査定」が必要
  • 「買取」は、売却価格が安くなってもすぐに現金化したい人におすすめ

不動産会社がどのようなことをしてくれるのについても確認しておきましょう。

仲介での売却において不動産会社がしてくれる業務は、大きく次の3に分けることができます。

【不動産会社がしてくれる3つの業務】

  • 査定:売却物件がいくらで売れそうかを調べてくれる
  • 売却活動:買い手を探してくれる
  • 契約手続き:買い手との交渉と契約の手続きをしてくれる

3-1.「査定」で売却物件の価値を見極めてくれる

まず、不動産会社がしてくれることとして「査定」があげられます。

査定とは、家やマンションを実際に売りに出した場合、いくらぐらいで売却できそうかを調べることです。

売却物件の立地や状態、現在の不動産市場などを踏まえたうえで、不動産会社の担当者が査定をしてくれます。

不動産鑑定士が業として行う不動産鑑定とは異なり、不動産会社が売却活動を前提として行う査定は、基本的に無料です。

査定には、売却する家やマンションの情報だけで査定価格を出す「机上査定(簡易査定)と、実際に担当者が現地に足を運んで調査してから査定価格を出す「訪問査定(実査定)があります。

机上査定は、物件の情報だけで簡単に査定価格を出してもらえますが、精度が低くなるため売却する際の情報としては不十分です。よ正確な査定価格を知るためには、実際に物件を見てもらう訪問査定を依頼しましょう。

査定については、「家を査定するときのポイントをわかりやすく解説する」でくわしく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

3-1-1.査定価格とは?

査定価格とは、戸建ての家やマンション、土地などの不動産を売りに出した場合、3ヵ月程度で売却できそうな価格のことです。

査定依頼を受けた不動産会社の担当者は、これまでの売却実績や不動産市場を鑑みたうえで、査定価格を算出します。

物件の種類によって査定方法は異なるため、不動産会社に査定を依頼した場合は、査定額だけでなく査定の根拠を説明してもらうようにしましょう。

3-1-2.査定価格が高くても意味がないことに注意

査定価格が高いと、高く売ってくれるだろうと思う方も多いでしょう。不動産会社を選ぶ際、どうしても高い査定価格を出してくれたところを選びがちです。

しかし、査定価格が高くてもあまり意味はありません。なぜなら、査定額がいくら高くても必ずしも査定価格で売れるわけではないからです。

不動産売却の基礎知識として、査定価格と実際に売れる価格(成約価格)は別物だということを知っておきましょう。

査定価格、相場価格、売出し価格、成約価格の違いをまとめると、次の表のようになります。

【不動産売却における価格の種類】
価格の種類 どのような価格か 価格の推移例
相場価格 現在の不動産市場で取引されている目安となる価格 3,000万円
査定価格 売りに出して3ヵ月程度で売却できるだろうと思われる価格 3,200万円(リフォームにより高めの査定価格)
売出し価格 売りに出す際の価格。査定価格よりも高めに設定することが多い 3,500万円前後(値引きを見越して売り出し価格を設定)
成約価格 実際に売却できた価格 3,250万円(買い手との交渉で250万円値引き)

査定価格が高すぎないかどうかを判断するためにも、不動産会社に査定を依頼する前に自分で相場価格を調べておくことがおすすめです。

不動産の相場価格とは?自分でネットで調べる方法をわかりやすく解説!」でわかりやすく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

イクラ不動産独自の価格シミュレーターを使えば、不動産会社の査定前に、簡単に無料&秘密厳守売却したい物件の相場価格を調べることができます。

3-2.「売却活動」で買い手を見つけてくれる

不動産会社が行う業務のなかでも、買い手を見つける売却活動は、早く、高く売れるかどうかを左右するものです。

多数の不動産ポータルサイトに物件情報を掲載したりチラシのポスティングや新聞の折込広告を積極的に実施したりすれば、早く買い手が見つかる可能性が高くなることは言うまでもありません。

しかし、広告や宣伝などの売却活動を幅広く行えば、それだけ費用もかかります。

広告費は仲介手数料に含まれているため、仲介手数料が安い売却活動にあまり力を入れてくれず、なかなか買い手が現れないといったケースも出てきます。

不動産売却成功を成功させたいのであれば、仲介手数料の安さだけで不動産会社を選ばないことが大切です。

3-3.「契約手続き」と買い手との交渉をしてくれる

不動産には定価がありません。そのため売買する際の価格は、売り手と買い手とが交渉して、両者が納得したうえで決まります

一般的に、売り手は買い手から値引き交渉されることが多いです。不動産会社は、高く売りたい売り手と、安く買いたい買い手との間に入って交渉をまとめる役目をします。

いくらぐらい値引きをすれば買い手が購入を決めてくれるのか、どの程度の値引きであれば売り手が損をせずに契約をまとめられるのかを見極められる経験と手腕が、不動産営業の担当には不可欠です。

買い手との交渉を有利に進めるためにも、売却実績が豊富な不動産会社を選び、信頼できる経験豊富な担当者に売却を依頼しましょう。

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4.媒介契約について知ろう!

3つのポイント

  • 不動産会社と結ぶ媒介契約には「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類がある
  • 売却理由や売却物件によって媒介契約を選ぶことが大切
  • 売却活動の費用は仲介手数料に含まれているため、売主から依頼したのでなければ改めて支払う必要はない

不動産売却の基礎知識として、不動産会社に売却を依頼する際に結ぶ「媒介契約」についても知っておく必要があります。

媒介契約とは、売り手と不動産会社との間で、どのような売却活動をするのか、売却が成功した際の報酬(仲介手数料)はいくらにするのかなどを取り決めるために結ぶものです。

この媒介契約を結んでおくことで、売り手は不動産会社に売却を任せることができ、不動産会社も安心して売却活動を行うことができます。

4-1.「媒介契約」には3つの種類がある

媒介契約には、次の3つの種類があります。

  • 専属専任媒介契約
  • 専任媒介契約
  • 一般媒介契約

それぞれの特徴をまとめたものが、次の表です。

【媒介契約の種類と内容】
内容 一般媒介契約 専任媒介契約 専属専任媒介契約
複数の不動産会社に依頼できる? できる できない できない
自分で買い手を見つけられる? できる できる できない
契約期間の上限 特に定めはなし(奨励は3ヵ月) 3ヵ月 3ヵ月
レインズ(※)への物件情報登録 特に定めはなし 契約締結後7日以内に登録 契約締結後5日以内に登録
売り手への報告義務 特に定めはなし 2週間に1回以上 1週間に1回以上

※レインズ:不動産会社だけが利用できる不動産情報システム。レインズに売却物件の情報を登録することで、ほかの不動産会社が情報を閲覧できるようになる。

媒介契約については、「【媒介契約とは?】3つのうちどれを選ぶべきなのか解説!」で、レインズについては「レインズとはなにかわかりやすくまとめた」で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

4-1-1.売却希望に合わせて媒介契約を選ぶ

媒介契約は、売却希望や物件状況に合わせて選ぶようにしましょう。

売却希望別、おすすめの媒介契約の種類は次のとおりです。

【売却希望とおすすめの媒介契約の種類】
売却希望 おすすめの媒介契約の種類
複数の不動産会社に依頼したい! 一般媒介契約
売却活動に熱心に取り組んでもらいたい! 専属専任媒介契約・専任媒介契約
売却活動の様子を報告してほしい! 専属専任媒介契約・専任媒介契約
買い手(売却先)を自分で見つけるかも? 一般媒介契約・専任媒介契約

複数の不動産会社と契約を結べるのは、一般媒介契約だけです。

よって、人気物件を売却する場合や幅広い地域から買い手を探したい場合など、複数の不動産会社に売却を依頼して競わせるのであれば、一般媒介契約を結ぶと良いでしょう。

しかし、熱心に売却活動をしても、ほかの不動産会社に契約を取られてしまう可能性があるため、一般媒介契約を結ぶと担当者の熱意や士気を下げる恐れがあります。

その点、専属専任媒介専任媒介契約だと、契約を結べるのは1社のみです。そのため、担当者は契約を取られるといった心配をせずに売却活動に取り組めます

また専属専任媒介契約だと、必ずその不動産会社を通さなければ売買契約を結べませんが、専任媒介契約は、自分で見つけた買い手であれば不動産会社を通さずに売却することが可能です。

これらの点を踏まえると、バランスが良いおすすめの媒介契約は専任媒介契約だと言えます。

どの媒介契約を選べば良いのか、またどの不動産会社に相談すれば良いのかわからない場合は、イクラ不動産でご相談できます宅建士の資格を持った専門スタッフに、お気軽にお問い合わせください。もちろんご利用は無料です。

4-1-2.不動産会社による「囲い込み」に注意!

囲い込みとは、自社で買い手を見つけて両手仲介にするために、他社からの買い手を勝手に断ったり物件情報を公開しなかったりする違法行為です。

一般的に、家やマンションの売り手と買い手とは、それぞれが別の不動産会社に仲介を依頼します。

このように売り手と買い手、それぞれが別の不動産会社に依頼して仲介に入っている場合を片手仲介と呼びます。

片手仲介の場合、仲介手数料を受け取るのは、売り手側の不動産会社は売り手から、買い手側の不動産会社は買い手からです。

この片手仲介に対し、1つの不動産会社が売り手と買い手の仲介をすることを両手仲介と呼びます。不動産会社にとっては、一度の取引で仲介手数料が2倍手に入る「おいしい」取引です。

両手仲介にするためには、自社で買い手を見つけなければなりません。そのため、他社からの買い手を勝手に断る囲い込みが行われるのです。

囲い込みをされてしまうと、当然ですが買い手が現れるチャンスが減ります。それだけでなく、高く売れる機会を逃すことにもなりかねません。

売却活動を続けてもなかなか買い手が現れない場合は、不動産会社に囲い込みをされていないかどうか確認してみましょう。

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5.住宅ローンが残っている家の売却方法を知ろう!

3つのポイント

  • 原則として住宅ローンを完済しないと売却できない
  • 売却額が住宅ローンの残額よりも高ければ、そのまま売却できる
  • 売却額で住宅ローンが完済できなくても「任意売却」で売ることができる

家やマンションの売却を考えている人の中には、住宅ローンの支払いが残っていても売れるのだろうかと心配な人もいるでしょう。

ここでは、住宅ローンが残っている家の売却基礎知識を説明します。

5-1.住宅ローンを完済して抵当権を外さないと売却できない

住宅ローンが残っている家やマンションは、原則としてローンを完済しないと売却できません。

なぜなら、住宅ローンを組んで購入した戸建ての家やマンションには、、万が一、住宅ローンの返済が滞った場合、金融機関が住宅ローンで購入された家やマンションを強制的に売却し、貸したお金を回収できる権利である「抵当権」が設定されているからです。

抵当権のついている物件を買ったとしても、住宅ローンの返済が滞れば担保として金融機関に強制的に売られてしまうため、抵当権のついた物件を買う人はまずいません

つまり、抵当権がついたままだと「売れない」ことになります。

抵当権を外すには住宅ローンの完済が必要です。したがって、抵当権が残っている家を売る方法は次の3つになります。

【抵当権のある家を売る3つの方法】

  1. 家やマンションを売ったお金で住宅ローンの残りを完済する
  2. 預貯金やほかから借り入れるなどして住宅ローンを完済する
  3. 金融機関の承諾を得て抵当権を外してもらい売却する(任意売却)

それぞれの法について、くわしく説明します。

5-1-1.家やマンションの売却代金でローンを完済する

1つ目の方法は、家やマンションを売却した額で、残っている住宅ローンが完済するというものです。

売却代金で残っている住宅ローンを完済できる状態をアンダーローンと呼びます。住宅ローンの残債が、売却額よりも下回っている(アンダー)という意味です。

5-1-2.預貯金や借り入れにより住宅ローンを完済する

家の売却代金で住宅ローンを完済できない状態を「オーバーローン」と呼びます。

オーバーローンの場合は、預貯金やほかからの借り入れで、住宅ローンの完済に足りない分を補わなければ売却できません

ローンを完済できるだけの預貯金がない場合は、住宅ローンを完済するためのローン(無担保ローン)を利用するのも一つの手です。

無担保ローンについては、「オーバーローンの家やマンションは売却できる!調べる方法と5つの対処法を解説」でくわしく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

買い替えの場合であれば、買い替えローンを利用することも可能です。買い替えローンについては、「「住み替え(買い替え)ローン」とは?住宅ローン返済中でも家を買い替えられる」でくわしく説明しています。

5-1-3.金融機関の承諾を得て任意売却をする

任意売却とは、金融機関の承諾を得たうえで、住宅ローンの返済が残ったまま抵当権を外してもらい、売りに出すという売却方法です

住宅ローンの支払いを滞らせたまま放置すると、金融機関が貸したお金を回収するために抵当権がついている家やマンションを競売にかけて現金化します。

競売にかけられると、裁判所主導で家やマンションなどが強制的に売られてしまうため、売主側はどうすることもできません。

しかし、任意売却での売却は、競売よりも高く売れることが多く、また家を明け渡す時期の融通もつけやすい点がメリットです。ただし、任意売却をするためには返済を滞納しなければならないので、ブラックリストに載ってしまいます。

また、任意売却は非常にむずかしい売却方法なので、取り扱っている不動産会社は多くありません。

任意売却については、「任意売却のデメリットやリスク、注意点を詳しく解説!」で説明しています。

任意売却できる不動産会社を効率よく探したい場合は、ぜひイクラ不動産をご利用ください。無料&秘密厳守で、売却したい不動産のある地域で任意売却に強い不動産会社を探すことができます。

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6.特殊なケースや売れにくい物件の売却について知ろう!

3つのポイント

  • 事故物件や再建築不可物件などの特殊な物件は売れにくい場合が多い
  • 売れにくい物件の場合、そのような物件売却が得意な不動産会社を探すことが売却成功に不可欠
  • どうしても売れない場合は、買取の利用も検討してみると良い

一般的な家やマンションではなく、特殊な状況や事情がある物件だと、売れにくくなったり、売れたとしても思っていた額よりもかなり安くなったりすることが多いです。

そのため、特殊な物件を売却する際は、売却方法や売却を依頼する不動産会社をあらかじめしっかりと検討しておかないと、思わぬ損をすることになります。

ここでは、売れにくい物件や特殊なケースについてみてみましょう。

6-1.「事故物件」を売りたい場合

売れにくい物件としてまずあげられるのが、自殺や事件、孤独死といった特殊な人の死が家の中で起きた事故物件です。

ただし、家の中で人が亡くなったからといって、すべてが事故物件になるわけではありません。亡くなった原因や場所、亡くなってから放置されていた時間によって事故物件になる場合とならない場合があります。

これまで、どのような人の死が事故物件になるかといった明確な定義がなかったため、不動産売買におけるトラブルがあとを絶ちませんでした。

そこで、国土交通省が策定したのが「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」です。

このガイドラインによると、次のような人の死については、原則として買い手に告げなくても良い、つまり告知義務がないとされています。

【告知義務がないとされている人の死】

  • 自然死(病死や老衰)
  • 日常生活の中での不慮の死や事故死(転倒事故や誤えんなど

告知義務のある人の死があった物件を一般的に事故物件と呼ぶことから考えると、このような告知義務のない人の死の場合は、事故物件扱いにならないと言えます。

しかし告知義務の対象にならないからといって、人の死があったことを買い手に告げずに売却し、トラブルに発展するケースもあるため注意が必要です。

告知義務がなくても、人の死があった場合は売却を依頼する不動産会社に相談をして、前もって上手に伝えてもらうと良いでしょう。

事故物件になると、通常の相場価格で売ることはまず望めません。どれくらい安くなるかは事故物件になった原因によりますが、おおよその額は次のとおりです。

【事故物件の売却相場価格】
原因 相場価格の何割程度の売却額になるか
自殺 7割程度
殺人事件 5割程度
その他(発見が遅れた孤独死など) 7〜9割程度

事故物件を少しでも良い条件で売却するためには、事故物件の売却が得意な不動産会社に売却を依頼することが大切です。仲介でどうしても売却できない場合は、買取を利用するという手もあります。

買取を利用する場合は、複数の不動産会社から見積もりを取って比較したうえで、最終的に手元に残る額が最も高くなるところを選ぶようにしましょう。

事故物件については、「事故物件を売るには?売却方法を徹底解説!相場価格や買取のコツも紹介」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

6-2.「再建築不可物件」を売りたい場合

古い建築基準法で建てられた戸建ての家の場合、今の建物を取壊してしまうと新しい家が建てられないケースがあります。このような物件が、「再建築不可物件と呼ばれるものです。

現在の建築基準法では、家を建てる敷地は定められた以上の幅がある道路に一定以上の長さが面していなければなりません。これを接道義務と言います。

再建築不可物件とされる物件の敷地は、この接道義務を満たしないため、自由に建て替えや増築などができない場合がほとんどです。

そのため、宅地としての価値が下がり、売れたとしても非常に安くなってしまいます。

ただし、再建築不可物件であっても、売却できないわけではありません。そのような物件の売却を得意としている不動産会社に依頼すれば、宅地以外の利用で土地を探している買い手を探してくれたり隣地に相談したりして、売却につなげてくれることもあります。

再建築不可物件については、「再建築不可物件は売却できる?相場は?再建築を可能にする方法」で詳しく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

6-3.「市街化調整区域にある物件」を売りたい場合

市街化調整区域とは、人が生活をする「街」としての発展を抑制するために設けられた区域です。市街化調整区域に対して、人が生活するために開発を進める地域のことを「市街化区域」と呼びます。

市街化調整区域は、市街化を抑制するために設けられているため、原則として住居を建てることはできません。ただし、市街化調整区域で農業や林業などに従事している人が住む家を建てることは可能です。

農地や山林と一緒に相続した家が市街化調整区域の物件だった場合や、家を建ててから市街化調整区域に指定される場合もあるため、いざ売却するとなってから気づくケースもあります。

いずれの場合であっても、現在、市街化調整区域に建っている家を売却したり建て直したりするには、行政の許可や要件を満たすことが必要です。

さまざまな規制や条件がある市街化調整区域の土地や建物は、一般的に売れにくく、売れたとしても非常に安い価格になってしまいます。

市街化調整区域にある家や土地などの売れにくい物件を少しでも高く売却するためには、そのような物件の取り扱い績(売却実績)がある不動産会社を選ぶことが不可欠です。

市街化調整区域にある物件の売却については「市街化調整区域にある家や土地の売却方法についてわかりやすくまとめた」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

6-4.そのほかの特殊な物件を売りたい場合

特殊な売却のケースとして、次のようなものがあげられます。

【不動産売却における悩みごと例】

また、一般的に「売れにくい」とされている、次のような物件をどのように売ればいいのかと困っている人もいるでしょう。

【売れにくい物件例】

特殊な物件の売却を成功させるには、このようなケースの売却を得意としている不動産会社を選ぶことが大切です。

売却を依頼してから「しまった!」とならないためにも、不動産会社を探す際にきちんと確認しておきましょう。

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7.不動産会社を選ぶ際のポイントと注意点を知ろう!

3つのポイント

  • 不動産会社選びのポイントは「早く、高く」売ってくれることが重要
  • 地域での成約件数が多く、宣伝に力を入れている不動産会社を選ぶ
  • 不動産会社選びで迷ったときは「イクラ不動産」での相談がおすすめ

不動産売却の基礎知識の仕上げとして、不動産会社を選ぶ際のポイントと注意点について説明します。

売却を依頼する不動産会社選びによって、不動産売却の成否が分かれると言っても過言ではありません。しっかりと理解しておきましょう。

7-1.成約件数が多く、宣伝に力を入れている不動産会社を選ぶ

不動産会社選びのポイントと注意点はいろいろありますが、大切なのは、できるだけ「早く、高く」売ってくれる不動産会社に売却を依頼することです。

「早く、高く」売ってくれる不動産会社を探すポイントは、次の2つになります。

  • 地域で成約件数が多い不動産会社
  • 宣伝に力を入れている不動産会社

地域での成約件数が多い不動産会社だと、その地域で物件を探している購入希望者を多く抱えていることが多いです。そのため、買い手を早く見つけることができます。

宣伝に力を入れている不動産会社も集客力が高いため、より高く、早く買ってくれる買い手を見つけやすいと言えるでしょう。

不動産会社の選び方については、「不動産売却はどこがいい?おすすめの不動産会社の選び方」でくわしく説明しているので、ぜひ読んでみてください。

7-2.売却力のある不動産会社を探すおすすめの方法

不動産会社の成約件数や宣伝力を1社ずつ調べていくのは大変な作業です。また、インターネットやチラシを調べただけでは、どの不動産会社が地域での成約件数が多いのかわかりません。

そのようなお悩みを解決できるのが、無料&秘密厳守で利用できるイクラ不動産です。

【イクラ不動産を利用するメリット】

  • 売却実績がわかるので、本当に売却力のある不動産会社を選ぶことができる
  • イクラ不動産の専門スタッフに、不動産会社に聞きにくいことでも相談できる
  • 不動産会社が得意とする売却方法や、提携している士業などをチェックできる
  • 連絡は気軽なチャット。不動産会社からのしつこい営業の心配なし
  • イクラ不動産独自の価格シミュレーターで、簡単に素早く相場価格がわかる
  • これらのサービスが、すべて無料で利用できる

イクラ不動産なら、売却したい物件がある地域で、本当に売却力のある不動産会社を選べます

また、初めての不動産売却ではどうすれば良いのかわからないことだらけです。そのような場合も、イクラ不動産にお任せください。不動産会社に聞きにくいことでも、宅建士の資格を持ったイクラ不動産の専門スタッフに無料で相談できます

さらに、売却がむずかしい物件を取り扱えるところは、不動産会社のなかでも限られています。不動産会社だけで解決できない問題が含まれていることもあるため、弁護士や税理士、司法書士などと提携しているかどうかもチェックしなければなりません

イクラ不動産なら、そのような売却したい物件の条件にピッタリ合った不動産会社を見つけることができます。

不動産会社への連絡方法は、売主様から開始する気軽なチャットです。一括査定サイトのように、不動産会社からのしつこい営業メールや電話の心配がありません

イクラ不動産独自の価格シミュレーターを使えば、不動産会社に査定を依頼する前に、簡単に素早く売却したい家やマンションの相場価格を調べることもできます

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まとめ

この記事のポイントをまとめました。

  • 不動産の売却方法は、時間がかかっても高く売りたければ仲介、安くなっても早く売りたければ買取がおすすめ。売却しても賃貸として住み続けられるリースバックという方法もある
  • 不動産会社は、「売却物件の査定」「買い手を探すための売却活動」「買い手との交渉(価格、条件など)」「契約手続」をしてくれる
  • 売却の際に不動産会社と結ぶ媒介契約には、「専属専任」「専任」「一般」の3種類がある。それぞれの特徴を理解したうえで、状況に応じて選ぶようにする。
  • 住宅ローンが残っている場合は、原則としてローンを完済しないと売却できない。金融機関の承諾が得られれば任意売却が可能だが、返済を滞納しなければならないのでブラックリストに載る
  • 売れにくい物件は、そのような物件の売却が得意な不動産会社に売却を依頼する。どうしても売れない場合は買取も検討すると良い
  • 売却を依頼する不動産会社は、売却する物件がある地域での成約件数が多く、宣伝に力を入れているところを選ぶ

不動産の売却を成功させるために重要なポイントは、売却前に基本的な不動産売買の知識を身につけておくことと、売却力のある信頼できる不動産会社の選び方を知っておくことの2点になります。

なぜなら、売却が成功するかどうかは、売却実績のある不動産会社に売却を依頼できるかどうかにかかっており、そのような不動産会社を選ぶためにはある程度の基礎知識が必要だからです。

しかし、売却したい不動産の近くで、売却条件にピッタリ合った不動産会社を探すのは時間も労力もかかります。

そのような場合は、ぜひイクラ不動産をご利用ください。

イクラ不動産を利用すれば、売却したい不動産のある地域で、あなたの状況や希望にマッチした不動産会社を選ぶことができます。

不動産会社への連絡は売り手から始めるチャットなので、不動産会社からのしつこい営業連絡の心配もありません

また、イクラ不動産独自の価格シミュレーターを使えば、不動産会社の査定前に、匿名で簡単に売却したい物件の相場価格を調べることができます。

さらに、わからないことや質問したいことがあれば、イクラの専門スタッフに相談し、中立的な立場からアドバイスをもらうことも可能です。

イクラ不動産については、「イクラ不動産とは」でくわしく説明していますので、ぜひ読んでみてください。

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【沖縄県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」 https://iqrafudosan.com/smpf/okinawaken-mansion-baikyakuriyuuranking-17049/ Thu, 29 Dec 2022 03:47:24 +0000 https://iqrafudosan.com/smpf/?p=17049 沖縄県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)(25.0%)

沖縄県におけるマンション売却理由の第1位は「住み替え」という結果でした。 家族のライフスタイルの変化による場合だけでなく、より良い環境を見つけるために住み替える人も少なくありません。

2位 売り時だと思ったから(17.3%)

第2位は「売り時だと思ったから」という理由です。 沖縄県は有名な観光地であることから数多くのリゾートマンションが立ち並び、インバウンドも回復しつつあるためマンション売買取引が活発になると見込まれます。

3位離婚・別居 (14.4%)

マンションの売却理由の3位は「離婚・別居」によるものです。 沖縄県の離婚率の高さは全国上位であり、夫婦が別れることによりマンションを売却する例が多く見受けられます。

4位相続関連(12.5%)

「相続関連」によるマンション売却も見受けられます。 親が住んでいたマンションだけでなく、投資用物件やセカンドハウスなどを相続するケースもあるようです。

5位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (11.5%)

「転勤・転職」により売却したという回答が5位でした。 仕事や勤務地の変化で、新しい住まいに住み替える人も一定数いるようです。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (10.6%)

沖縄県においても、ローンの返済苦などの金銭的理由でマンションを売却するケースがあります。

7位 その他 (8.7%)

隣人トラブルや周辺の環境悪化など、所有者には関係のない理由で売却する例も見受けられます。その場合、買主には状況を説明しなければなりません。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

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順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(25.0%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 T様】
子供が独立したので広いマンションが必要なくなり、少し狭めでより便利な場所にあるマンションに住み替えることにしました。今のマンションも便利なところにあるので、比較的早期に売却ができてよかったです。

〈買主への上手な伝え方〉

家族構成やライフスタイルの変化により、所有していたマンションを売って住み替える人も少なくありません。特にマイナスイメージは与えないため、買主にはそのままの理由を伝えても問題ありません。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(17.3%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 T様】
那覇市で所有していたマンションを「今が売り時」と考えて売却しました。那覇市は有名な観光地であり、中古マンションの取引が活発とのことです。資産価値が下がる前に築7年が過ぎる前に売りに出しました。キレイに使用していたこともあり、高値で売れて喜んでいます。

〈買主への上手な伝え方〉

沖縄県でマンションの売買取引が活発に行われているのは那覇市です。「売り時だと思ったから」と買主に伝えると、何となく高い買い物をするようなイメージを与えるので、金銭的な事情は伝えないようにしましょう。単なる「住み替え」であると言えば十分です。

3位(14.4%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 H様】
本島から夫婦で沖縄県に移住しましたが、さまざまな事情が絡み合い離婚することに。ペアローンの残債を減らすために、5年前に購入したマンションを売却しました。オーシャンビューの築浅物件なので買い手がすぐに見つかりました。

〈買主への上手な伝え方〉

沖縄県は高知県に次いで離婚率が高い地域であり、離婚に伴ってマンションを売却する人が多いようです。離婚はマイナスイメージを買主に与える可能性が高いため、単なる「住み替え」であるとだけ伝えておきましょう。

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(12.5%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【中頭郡北谷町 S様】
一人暮らしをしていた父が亡くなり、家を兄が、セカンドハウスにしていたマンションを私が相続しました。所有し続けようかとも考えたのですが、古いマンションでもあり、ちょうど物入りだったので売却しました。

〈買主への上手な伝え方〉

築古物件の場合、買主が見つかるまで時間を要する場合があり、なかなか売れないケースもあります。買主には自宅で孤独死になったなど特殊な事情がない限り、「相続関連」で売ると伝えておけば事足ります。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

5位(11.5%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 M様】
会社の組織改革で大阪に転勤することになったのをきっかけに、マンションを売却しました。 おそらく、沖縄には戻ることはないと考えたからです。那覇市内でも利便性の良い場所にあるマンションだと思います。希望通りの金額で売れました。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職をきっかけに売却する人は多く、珍しいことではありません。前向きな印象を与えるので買主にはそのまま伝えましょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(10.6%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 I様】
結婚してから夫婦で購入したマンションを売却しました。理由は、住宅ローンの返済が厳しくなったからです。購入当時は私も働いていたのですが、出産後、私が体調を崩し退職したため収入が減ってしまい、主人の収入だけでは返済できなくなりました。頑張ってローンを返済していたので、売却代金で完済できたのが救いです。

〈買主への上手な伝え方〉

ペアローンで住宅ローンを組んだ場合、夫婦の一方が働けなくなると返済が困難になってしまいます。ローンの返済苦は買主にあまり良いイメージを与えないので、通常の「住み替え」と伝えておくほうが良いでしょう。

7位(8.7%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【那覇市 U様】
夫の死後、私1人でマンションに暮らしていましたが、娘が一緒に暮らそうと言ってくれたので同居することになりました。マンションの売却金は老後の資金として貯めておき、娘夫婦に経済的な負担をかけないようにしたいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

子供と同居することになったり高齢者施設に入居することになったりしたためマンションを売却する人も一定数存在します。 買主には特にマイナスイメージを与えないので、そのままの事情を伝えても構いません。

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この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 沖縄県のマンション売却理由は「住み替え」が最多という結果だった。
  • 沖縄県には、エリアによってはリゾートマンションも多くあり、投資用としてや相続により売却するケースも見受けられる。
  • 沖縄県の離婚率の高さは全国でも上位であることからか、「離婚・別居」による売却も常に一定数あるようだ。
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【鹿児島県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」 https://iqrafudosan.com/smpf/kagosimaken-baikyakuriyuuranking-17050/ Thu, 29 Dec 2022 03:18:49 +0000 https://iqrafudosan.com/smpf/?p=17050 鹿児島県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (28.4%)

鹿児島県でのマンション売却理由で最多なのは「住み替え」でした。 「今より新しいマンションに住み替えたい」「利便性の高い場所に住みたい」など、現状より快適な住まいを求めてマンションを売却する人が、鹿児島県でも多く見受けられます。

2位 売り時だと思ったから(17.9%)

第2位には「売り時だと思ったから」という理由がランクインしました。 鹿児島県では鹿児島市におけるマンションの取引が活発ですが、価格自体は横ばいからやや上昇するという状況です。

3位 ローンの返済苦など金銭的な理由(13.4%)

第3位は「ローンの返済苦など金銭的な理由」という理由です。 鹿児島県の最近の景気状況は 、 消費関連や観光関連が持ち直しているものの、雇用情勢は 横ばいとなっています。そのため、住宅ローンの返済が困難になる人はこれからも一定数いることが考えられます。

4位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(11.9%)

鹿児島県でのマンションの売却理由の2位は「転勤・転職」によるものです。 仕事場が変わると現在のマンションでは通えないなどのケースもあるため、効率よく働けるエリアに新しい住まいを持つ人も多いようです。

5位離婚・別居 (10.4%)

マンションの売却理由の第5位は「離婚・別居」でしたす。 鹿児島県の離婚率は1.58(2022年:人口千対)で、全国平均よりも高めとなります。 そのためか、離婚によりマンションを売却する人も少なくありません。

6位 相続関連 (9.0%)

相続しても利用する予定のない場合は、所有しているだけで税金や管理費などのコストがかかってしまいます。面倒な手間を省くため、マンションであっても売却する人も多いようです。

7位 その他 (9.0%)

その他の売却理由として、投資用物件の売却や親が老人ホームに入居するための入居一時金を捻出するために、子供が親の代理人になって実家のマンションを売却するケースなどが見受けられます。一度売却すると戻ることができないため、親子でよく話し合ってから売却することが必要です。
<調査概要>(データ参照元)
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<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

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順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(28.4%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 U様】
ずっとマンション暮らしだったのですが、気分を変えたくなり、戸建てに住み替えることにしました。かなり前に子供も独立したので、夫婦で家庭菜園なども楽しみたいです。

〈買主への上手な伝え方〉

家族構成やライフスタイルの変化によって住み替える人は多くいます。明るい印象を与えるので、買主にはそのままの事情を伝えてください。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(17.9%)売り時だと思ったから

〈買主への上手な伝え方〉

鹿児島県で、マンションの売買取引が活発に行われている地域は鹿児島市です。買主には金銭的な事柄は伏せておき、通常の「住み替え」だと伝えておきましょう。

3位(13.4%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 S様】
主人の会社の業績が大幅に下がって収入が激減したため、住宅ローンの返済に困るようになりました。このまま滞納が続くと競売になることが考えられたので、マンションを売却することに。早めに決断したおかげで任意売却へと持ち込め、市場価格に近い金額で売れたので安心しました。

〈買主への上手な伝え方〉

ローン返済の滞納が続くと、いずれは競売にかけられて市場価格よりもかなり安い金額で売られてしまいます。早めに金融機関に相談すればローンが残っていても任意売却ができる場合があり、市場価格とあまり変わらない金額で売ることも可能です。

ただ、買主にはそこまで詳しい事情を説明する義務はありません。任意売却の場合は、不動産会社に相談してから売却理由を買主に伝えましょう。

4位(11.9%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 O様】
ずっと鹿児島から出るつもりはなかったのですが、主人が福岡に転勤になったので、それにあわせて引っ越しをするためにマンションを売却しました。思っていたよりもいろいろとスムーズに進んだのは、不動産会社の担当の人のおかげです。ありがとうございまいした。

〈買主への上手な伝え方〉

転職や転勤など、人生のターニングポイントは不意に訪れます。新しいライフステージの幕開けはプラスのイメージを与えるため、買主にはありのままを伝えても問題ありません。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(10.4%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 T様】
他人事だと思っていましたが、主人が浮気をしたので離婚することになりました。ショックですが、これからの子供との生活もあるのでしっかりとしないと思っています。マンションは慰謝料としてもらいましたが、実家に戻りたかったので売却しました。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚は買い手にマイナスのイメージを与えるため、詳しい事情は話さないほうが無難です。買主には単なる「住み替え」などと伝えましょう。

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(9.0%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【鹿児島市 K様】
疎遠になっていた一人暮らしの叔父が孤独死し、私に自分が住んでいたマンションを残してくれていたということがわかりました。ありがたかったのですが、叔父が室内で亡くなったと思うと住むのもつらく、売却することにしました。

〈買主への上手な伝え方〉

実家を相続しても利用する予定がないため売却する人は多いようです。買主には「相続関連」と告げても問題ないでしょう。

7位(9.0%)その他

〈買主への上手な伝え方〉

その他の売却理由として、投資用物件を売却したケースやマンションにトラブルがあったので売ったケースなどが見受けられました。

嫌悪施設が近くにあったりトラブルがあったりする場合は、買主への説明義務があります。 買主にどのように説明するかは、不動産会社の担当者に相談しましょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

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この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 鹿児島県におけるマンション売却理由は「住み替え」が最多であった。
  • 鹿児島県の離婚率は全国平均よりやや高めで、マンションの売却理由が「離婚・別居」という回答もやや多い傾向であった、
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【宮崎県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」 https://iqrafudosan.com/smpf/miyazakiken-mansion-baikyakuriyuuranking-17047/ Thu, 29 Dec 2022 02:19:16 +0000 https://iqrafudosan.com/smpf/?p=17047 宮崎県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (34.7%)

宮崎県でのマンション売却理由でトップとなったのは「住み替え」でした。 子供の独立後、バリアフリーのコンパクトなマンションに住み替えて生活しやすくするなど、ライフステージに合った住まいを求める人が多いようです。

2位 売り時だと思ったから (16.3%)

第2位は「売り時だと思ったから」という理由です。 価格が上昇傾向にあるマンションを売却する以外にも、築年数が古いマンションをこれ以上価格が下落しないうちに先手を打って売却してしまおうという人も少なからずいるようです。

3位 離婚・別居(12.2%)

離婚・別居を理由としたマンション売却が3位にランクインしました。 宮崎県の離婚率は​​1.68(2022年:人口千対)と、全国でも高い方です。 そのため、離婚によるマンション売却も多いと考えられます。

4位 相続関連 (12.2%)

マンションの売却理由の4位にランクインしたのは「相続関連」によるというものです。 親が住んでいたマンションを相続したものの、利用する予定がないために売却する人も多いようです。

5位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (10.2%)

宮崎県で5位に入ったマンション売却理由は「転勤・転職」という結果でした。 転勤で宮崎県から遠方に住むことになったのをきっかけに、自宅マンションを売却する人も少なくありません。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (8.2%)

住宅ローンの返済が困難になったなど、金銭的な理由によりマンションを売却したという理由が6位でした。令和3年度における宮崎県の景気状況は、新型コロナの影響により全体としては緩やかに持ち直しています。ただし、完全に回復したわけではないため、今後も予断を許さない状況だと言えます。

7位 その他 (6.1%)

隣人トラブルなど、予想もつかないトラブルでマンション売却をする場合もあります。 物件に瑕疵やトラブルがある場合は買主に伝える義務があるため、不動産会社に相談するようにしましょう。
<調査概要>(データ参照元)
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順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説しています。

1位(34.7%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【宮崎市 E様】
宮崎市内のマンションから、郊外の戸建てに住み替えをしました。男の子3人なので、家の中で思い切り遊べるようにと考えたからです。まずまずの価格で売れたので、そのお金を頭金にして新築に家を建てました。今、思い切ってよかったと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

子供の教育環境を整えるために住み替えるなど、家族のライフスタイルに合わせて住まいを変える人も多いようです。プラスなイメージを与えるため、買主にはそのまま伝えましょう。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(16.3%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【宮崎市 N様】
以前から所有していたマンションをいつ売却しようかと迷っていましたが、いつまでも待つわけにはいかず、これから下がっても困るので今が売り時かも?と思い切って売ることにしました。気になっていたことがひとつ片付いてホッとしています。

〈買主への上手な伝え方〉

売主にとって「売り時」だと考えて売却した場合、買主にとっては嬉しい状況とは言い難い状況のこともあります。

そのため、金銭的な事情は伏せておき、単なる「住み替え」であると伝えるほうが無難でしょう。

3位(12.2%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【宮崎市 N様】
結婚してマンションを買ったときは、まさか自分たちが離婚することになるとは思っていませんでした。どちらかが住み続けることも考えましたが、それぞれのこれからの生活を考えると売る方が良いだろうという結論に達しました。やはり、売ることにしてよかったです。スッキリとしました。

〈買主への上手な伝え方〉

離婚により売却することになった場合、たとえば新婚で家を探している買い手にとっては、あまり好ましくない状況だと言えます。

買主にはプライバシーに関わることを伝える義務はないため、通常の「住み替え」であると伝えて問題ありません

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(12.2%)相続関連

〈買主への上手な伝え方〉

相続した不動産は、そのまま子世帯が住み続ける場合もありますが、一定の割合で売却するケースも見られます。特にマイナスな印象は与えないため、買主にはそのまま伝えても良いでしょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

5位(10.2%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【宮崎市 N様】
主人が大阪にある本社に異動することになり、今まで住んでいたマンションを売却しました。思ったよりは高値で売却できました。新たにローンを組んで大阪でマンションを買うかどうかは未定です。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職で遠方に行くことになると、今まで住んでいた土地に戻らない場合も多いです。異動により、現在所有しているマンションを売却するのは珍しいことではないため、買主にはありのままの事情を伝えましょう。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(8.2%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【宮崎市 M様】
主人が経営する会社の業績が悪くなり、先日自宅マンションを売却しました。しばらくは貯金を崩しながら生活していましたが、何とか事態を改善しなければと思い、ここはいったん家計の仕切り直しをすることを決意した次第です。

〈買主への上手な伝え方〉

折からの不景気で、なかなか業績が回復しない企業は少なくありません。特に中小企業にとっては厳しい状況が続いています。ただし、買主には金銭的な事情を説明する義務はないため、単なる「住み替え」であると伝えれば良いでしょう。

7位(6.1%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【宮崎市 T様】
義母の介護度が進んだため高齢者施設に入ることになり、主人の実家であるマンションを売却することに。認知症ではないため売却手続きはスムーズに行えました。思ったより高値で売れたので高額な入居一時金が賄えてホッとしています。

〈買主への上手な伝え方〉

本人が認知症を発症している場合は、原則として本人が自宅を売却することはできません。そうなる前に、任意後見制度の利用などをおすすめします。

またこのような理由で売却する際は、単に「住み替え」であると買主に伝えても問題はありません。

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この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 宮崎県のマンション売却理由は「住み替え」がトップという結果だった。
  • 宮崎市内のマンション相場は、近年、横ばいからやや右肩上がりとなっているため、売却に踏み切るケースも見受けられる。
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【大分県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」 https://iqrafudosan.com/smpf/ooitaken-mansion-baikyakuriyuuranking-17012/ Mon, 26 Dec 2022 09:40:33 +0000 https://iqrafudosan.com/smpf/?p=17012 大分県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (27.1%)

大分県でマンション売却をした理由で一番多かったのは「住み替え」です。 「子供が増えたので広い家に住みたい」「立地条件の良いマンションに移りたい」など、ライフスタイルを充実させるために住み替える人が多いようです。

2位 売り時だと思ったから(16.9%)

第2位は、今が「売り時だと思ったから」という売却理由でした。 大分県のマンションは2021年以降、別府市や大分市内などで上昇傾向にあります。

3位 相続関連 (15.3%)

3位に入ったマンションの売却理由は「相続関連」です。大分県の高齢者単独世帯は増加を続ける傾向があり、相続関連による売却はこれからも増える可能性があるでしょう。

4位 ローンの返済苦など金銭的な理由(11.9%)

住宅ローンの返済が困難になったためなど、金銭的な理由によりマンションを売却したという理由が6位に入りました。コロナ禍が落ち着いたものの、景気の状況は特に良いというわけではないため、将来的にローンの返済苦に陥る人は増える可能性があります。

5位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (10.2%)

大分県のマンション売却理由の第5位にランクインしたのは、転勤・転職によるというものです。 大分県から遠方に転勤になり、戻る可能性が長期的にない場合などに、マンションを売却する人が少なくありません。

6位その他 (10.2%)

介護資金を用意するなどの理由で自宅マンションを売却する場合もあります。介護は長期間にわたるとお金もかかるため、認知症などになる前にマンションなどの不動産を売却して資金を用意する人もいるようです。

7位離婚・別居 (8.5%)

離婚・別居を理由としたマンション売却が4位にランクインしています。 大分県の離婚率は1.5(2022年:人口千対)で、全国平均よりも高めですが、離婚を理由とするマンションの売却は特別多いというわけではないようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

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順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(27.1%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【別府市 T様】
別府市内のマンションに住んでいましたが、子供が3人になったので郊外の戸建てに住み替えることにしました。マンションも住みやすかったのですが、子供がのびのび遊べるかと思ったからです。家に温泉が引けるようなので、それもうれしいです。

〈買主への上手な伝え方〉

子供の人数が増えるとマンションから戸建てへの住み替えを検討する人が少なくありません。

このような理由の住み替えは特にマイナスイメージにはならないため、買主にはそのまま事情を伝えても支障ありません。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(16.9%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【別府市 T様】
別府市に築11年のマンションを所有していましたが、今が売り時と考えて売却しました。大分市の中古マンション価格はジワジワと上昇しており、今が売却するタイミングと考えたからです。築10年と少ししか経っていなかったため、希望通りの金額での売却が実現しました。

〈買主への上手な伝え方〉

築10年を経過するとマンションの資産価値の下落率は一気に落ち込むようになり、築10年を目安に買い換える人は少なくありません。買主には金銭に関する事情は告げずに、単なる「住み替え」であると伝えたほうが無難でしょう。

3位(15.3%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【大分市 Y様】
義父が1人暮らしをしていたマンションを、主人が兄弟3人と共に相続しました。共有不動産はトラブルが起きやすいと聞いていたこともあり、話し合いの結果、売却して3人で分け合うことにしたのです。特に問題なくスムーズに売却できたので、義父の死後も兄弟同士が仲良くしています。

〈買主への上手な伝え方〉

被相続人が遺言状を残さずに他界してしまうと、残された相続人で分け合うことになります。遺産の額によっては相続税を納付しなければならないこともあり、相続した不動産を売却することは珍しくありません。

買主には「相続関連での売却」と、当たり障りなく伝えておきましょう。

4位(11.9%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【大分市 K様】
ペアローンでマンションを購入し、共働きしながらローンを返済していましたが、実家の母が倒れたため介護することに。しばらく頑張って仕事と介護をこなしていましたが、私の体調が悪くなりとうとう退職する羽目になりました。主人の収入だけでは返済できないようになり、思い切ってマンションを売却しました。

〈買主への上手な伝え方〉

親が突然倒れて介護離職することになるなど、人生には予想もつかなかった展開が起きることがあります。買主にはプライベートな事情を説明する義務はないため、「住み替え」であるとだけ伝えておきましょう。

5位(10.2%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【大分市 O様】
大阪の会社に転職することになり、購入したマンションを売却しました。転勤に伴い、大阪の実家で母と同居することになったので、思い切って資産整理しました。

〈買主への上手な伝え方〉

Uターン転職などで地元に戻り、高齢の親と同居する場合は、所有している不動産を売却するケースが見られます。マイナスな印象は与えないため、買主にはそのまま伝えても良いでしょう

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(10.2%)その他

〈買主への上手な伝え方〉

その他のマンションの売却理由として、投資用やセカンドハウスのマンションを売却したというケースも見受けられました。投資用マンションを売却する際は、レントロールや修復履歴などをきちんと用意しておくと、売却活動をスムーズに進めやすいです。

7位(8.5%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【大分市 N様】
結婚生活25年を共にしていた妻と離婚することになり、自宅マンションを売却しました。財産分与のために売りに出したところ、思ったより高値で売れて喜んでいます。売却金は折半して、お互い新しい人生のスタートを踏み出したいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

同居期間が20年以上の夫婦の離婚の割合は、昭和25年からは上昇傾向にあり、令和2年には 21.5%となりました。熟年離婚はこれからも増える可能性があるでしょう。

買主にはプライバシーに関わることを伝える義務はありません。通常の「住み替え」であると伝えてください。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

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この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 大分県のマンション売却理由は「住み替え」が最多という結果だった。ライフスタイルを充実させるために住み替える人が多い
  • 大分県のマンション売却の理由として比較的多いのが「相続関連」だった。大分県の高齢者単独世帯は増加傾向なので、相続関連による売却はこれからも増える可能性がある。
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【熊本県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」 https://iqrafudosan.com/smpf/kumamotoken-mansion-baikyakuriyuuranking-16998/ Sat, 24 Dec 2022 08:15:46 +0000 https://iqrafudosan.com/smpf/?p=16998 熊本県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (30.2%)

熊本県でマンション売却をした理由で一番多いのは「住み替え」でした。 子供の独立や夫婦の定年退職といったライフステージの転換に合わせて、今の自分たちにピッタリの住まいを見つけたいという方が多いようです。

2位 売り時だと思ったから(19.8%)

今が売り時であると考えて売却した人も多く見受けられました。熊本県でマンションの売却価格が高いのは熊本市で、特に南区や西区での価格相場が上昇しているようです。

3位相続関連 (14.0%)

相続関連でのマンション売却が3位にランクインしました。 相続しても利用する予定のない不動産を所有していると、固定資産税だけでなくマンションの場合は管理費などもかかるため、売却する人が少なからずいるようです。

4位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (10.5%)

第4位にランクインした理由は「転勤・転職」です。 熊本県内だけでなく、県外など遠方への転勤や転職をきっかけに、自宅マンションを売る人が多いようです。

5位離婚・別居 (10.5%)

第5位は離婚・別居を理由としたマンション売却です。 熊本県の離婚率は1.46%(人口1,000人に対して:2022年)で、全国順位で見ると18位でやや高めです。

6位 ローンの返済苦など金銭的な理由 (8.1%)

経済的に困窮したためローンの返済ができなくなり、マンションを売却するという理由が6位になりました。コロナ禍が落ち着いてきたとはいえ、まだまだ景気の回復が本調子ではなく、これからも住宅ローンを滞納する人が多いかもしれません。

7位 その他 (7.0%)

熊本県では高齢化率が32.1%で、全国平均は29.1%でやや高めです。(2022年時点)。高齢化によって、老人ホームの入居一時金を用意するために自宅マンションを売却する人も少なくありません。
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順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(30.2%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市中央区 K様】
今まで住んでいたマンションは築20年と古い建物だったので、思い切って新築マンションに住み替えることにしました。価格が高かったですが、以前より駅近で、部屋も設備も綺麗で快適なのですごく嬉しいです。

〈買主への上手な伝え方〉

快適な住環境や設備などを求めて、マンションを買い替えるケースも多く見られます。前向きな理由なので、買主にはそのまま伝えても良いでしょう

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(19.8%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市南区 M様】
仕事で熊本と福岡を行き来することが多かったのですが、リモートワークが普及し、以前より往来回数が少なくなったので、福岡のマンションを残して熊本のマンションを売ることにしました。売ったことで固定資産税や管理費にかかっていた費用が浮くので、福岡のマンションをリフォームをしたいと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

居住していないマンションを所有している場合、売り時を狙って売却するのはよくあるケースです。買主には単なる「買い替え」であると伝えておけば問題ないでしょう

3位(14.0%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市東区 H様】
実家のマンションを相続することになったのですが、活用できそうな予定もないので売って現金化することにしました。駅が近かったことともあり、早めに買い手が見つかり早期で売却することができました。

〈買主への上手な伝え方〉

相続した物件を賃貸物件として第三者に貸し出して活用する場合もありますが、管理費や固定資産税などのランニングコストや手間がかかるため、売却する人も少なくありません。買主には「相続したものの利用する予定がないため」と伝えておくだけで良いでしょう。

4位(10.5%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市西区 S様】
主人の東京への転勤が決まり東京に引っ越すことになりました。これまでも転勤が多めで、売却や引っ越しの流れは大体分かっていたので、スムーズにマンションを売ることができました。

〈買主への上手な伝え方〉

退職や転勤がきっかけで不動産を売るケースは珍しくありません。マイナスイメージを与えないため、買主にはありのままの事情を伝えてください。

転勤による売却については、「転勤で持ち家はどうする?売却と賃貸の流れと判断基準、高く売る注意点は?」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

5位(10.5%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市中央区 U様】
年を重ねるにつれて夫と性格や考え方が合わなくなりました。さらに、近くに住んでいる姑ともうまくいかず、一緒に暮らすのが辛くなったので離婚することにしました。マンションのことをどうするか悩みましたが、現金化して二人で分けることに決め売りに出しました。少し期間はかかりましたが、そこそこの価格で売ることができたので良かったと感じています。

〈買主への上手な伝え方〉

夫婦間で問題がなくても義両親との関係に悩んだ挙句、離婚する例も時にはあるようです。プライバシーに関することなので買主には特に伝える義務はありません。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。「住み替え」などと濁して伝えるほうが良いでしょう。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(8.1%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市西区 F様】
夫婦でペアローンを組んでマンションを購入したのですが、勤めている会社の経営がうまくいかず2人とも給料を減給されてしまい、ローン返済が厳しくなりました。不動産会社に相談し、売りに出してみたところアンダーローンだったので無事売ることができました。早めに決断して動いたのがよかったと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

ペアローンで物件を購入した場合、両者ともに、またはどちらか一方が働けなくなると、ローンの返済が苦しくなってしまいます。ただ、買主には金銭的な事情を話す義務はないため、通常の「住み替え」であると伝えておきましょう。

7位(7.0%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【熊本市中央区 O様】
最近、猫をとても好きになり、猫ちゃんをお迎えできる資金もあったので、猫ちゃんをお迎えしようと思ったのですが、ペット不可のマンションだったようで引っ越すことにしました。不動産会社に相談して無事、マンションを売ることができました。新しい新居に猫ちゃんを迎えられるのがとても楽しみです!

〈買主への上手な伝え方〉

物件を取り巻く環境に、騒音や隣人トラブルなどの瑕疵買主にとっての瑕疵がある場合は、買主に伝える義務が発生します。不動産会社の担当者に相談をして、上手に伝えてもらいましょう。売主にとってだけの問題であれば、特に伝える必要はありません。

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匿名&無料で査定

※イクラ不動産は不動産の査定や相談ができるサービスの名称で
不動産会社ではありません

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 熊本県のマンション売却理由として最も多かったのは「住み替え」であり、次に多いのは「売り時だと思ったから」だった、
  • 熊本県は熊本市内にマンションが集中しており、取引件数はエリアにより差があるのが特徴だと言える。
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【長崎県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」 https://iqrafudosan.com/smpf/nagasakiken-mansion-baikyakuriyuuranking-20709/ Sun, 24 Dec 2023 16:59:04 +0000 https://iqrafudosan.com/smpf/?p=20709 長崎県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (25.8%)

長崎県でのマンションの売却理由として最も多かったのは「住み替え」によるものでした。ただし、他県に比べて割合はそれほど多くなく、3割を切るという結果になりました。

2位 売り時だと思ったから(18.2%)

長崎県では、特に県庁所在地である長崎市におけるマンションの売買が活発になっており、横ばいから上昇傾向に推移しています。

3位 その他(13.6%)

投資用物件の売却をはじめ、高齢者施設に入居するための売却や知人への売却など、長崎県ではさまざまなマンションの売却理由が見受けられました。

4位 ローンの返済苦など金銭的な理由(12.1%)

住宅ローンを借入したときの経済状態がそのまま続くとは限りません。 勤務先の業績が悪化したため、ローンの返済が困難になるなどのケースも増えているようです。

5位 転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)(10.6%)

長崎県のマンションを売却した理由の3位は「転勤・転職」という結果でした。職場環境が変化するのをきっかけにマンションを手放す人も一定数みられます。

6位相続関連 (10.6%)

長崎県では、相続でマンションを売却するケースが6位に入りました。約1割の人が、マンションの売却理由として相続関連をあげているという結果です。

7位離婚・別居 (9.1%)

離婚によってマンションを売却したという回答が長崎県では最も少ない割合でしたが、それでも9%程度と一定数はあるという結果でした。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

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匿名&無料で査定

※イクラ不動産は不動産の査定や相談ができるサービスの名称で
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順位別に実際のお客様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(25.8%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【長崎市 H様】
子供が生まれてから、ずっと住み替えを考えていました。結婚して購入したマンションは1LDKだったので、狭くなることが目に見えていたからです。住み替え先を迷いましたが、結局、郊外の中古戸建にしました。庭が少し広いので、子供と遊べて快適です。

〈買主への上手な伝え方〉

子供が成長するにつれて今までの住まいでは手狭になり、住み替えることはよくあります。 未来を感じさせる明るい印象を与えるため、買主にはそのまま伝えてもOKです。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(18.2%)売り時だと思ったから

〈買主への上手な伝え方〉

立地条件の良いマンションは、いざ売りに出すと高値で取引されることが多いようです。 ただし、売主にとっての売り時は、買主にしてみると買い時ではないかもしれません。金銭的な事柄はあまり出さずに、通常の「住み替え」であると伝えたほうが無難です。

3位(13.6%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【長崎市 U様】
夫婦二人でマンションに住んでいましたが、夫の認知症が進み、二人一緒にケア付きの老人ホームに入ることにしました。相続で揉めることがないように、マンションは売却して施設の入居費用に充てました。

〈買主への上手な伝え方〉

高齢者施設に入るなどの理由で、それまで住んでいたマンションを売却するケースも増えています。そのまま伝えても問題はありませんが、住み替えとだけ伝えても良いでしょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

4位(12.1%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【佐世保市 S様】
上司とうまくいかなくなり転職しました。仕事内容や人間関係は改善されたのですが、思っていたような年収にならず、住宅ローンの支払いにも困るようになったのでマンションを売却しました。嫌な上司の下で働くのもつらかったので、まだマンションを売却する方がよかったかも、と思うようにしています。

〈買主への上手な伝え方〉

転職や勤務先の会社の業績悪化などにより、年収が大幅に下がることもあります。そうなると住宅ローンの返済が苦しくなって自宅を売らざるを得ない場合もあるでしょう。

金銭的に困っている状況を買主に話す義務はありませんので、通常の「住み替え」であると伝えるのをおすすめします

5位(10.6%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【長崎市 E様】
10年ほど前に東京から長崎に転勤になり、もう本社に戻ることはないだろうとマンションを買いました。しかし、今後は急に大阪に転勤することになったので、マンションを売却することにしました。まさかの転勤だったので驚きましたが、昇進だったのでよしとしています。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職で遠方に行くことになり、住まいのあり方を見直すことはよくあります。 新天地に行くことは前向きなイメージを与えるため、買主にはそのまま事情を伝えるのをおすすめします。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

6位(10.6%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【佐賀市 D様】
実家だったマンションを相続しました。母は数年前に亡くなり、この間、一人で暮らしていた父も亡くなったからです。でも、3年前に福岡で家を建てたばかりで利用する予定もないので、売却することにしました。

〈買主への上手な伝え方〉

近年では上京した先でマイホームを購入する人も多く、地方にある実家のマンションを相続しても利用しないケースは少なくありません。買主には「相続物件の売却」と伝えても問題はないでしょう。

7位(9.1%)離婚・別居

〈買主への上手な伝え方〉

離婚は今や珍しくありませんが、あまり良いイメージは持たれません。買主には、ただの「住み替え」であると伝えておきましょう。

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

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この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 長崎県でのマンションの売却理由は、「住み替え」が最も多いという結果だったが、他県よりも割合は低めだった。
  • 長崎県でも同居率は減ってきており、マンションを相続したものの使わないため売却するケースも増えている。
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【高知県版】「マンションを売却した理由」ランキングTOP7&理由別の「上手な伝え方」 https://iqrafudosan.com/smpf/kouchiken-mansion-baikyakuriyuuranking-16995/ Sat, 24 Dec 2022 06:17:23 +0000 https://iqrafudosan.com/smpf/?p=16995 高知県の「マンションを売却した理由」について、売主様アンケートの回答をランキング形式で紹介し、あわせて買主への上手な売却理由の伝え方を解説します。

マンションを売却した理由
ランキングTOP7

順位 ポイント

1位 住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて) (30.3%)

高知県におけるマンションの売却理由として一番多かったのは、「住み替え」という結果になりました。 さまざまな住み替え事情がありますが、定年退職や子供の独立など、家族の変化により住み替える人が多い状況です。

2位 売り時だと思ったから(21.2%)

2位の売却理由は「売り時だと思ったから」というものです。 高知県でも全国的な傾向と同様に、中古マンションの価格が上昇傾向にあります。

3位 離婚・別居(12.1%)

3位のマンション売却理由としてあげられたのは、離婚・別居によるというものでした。 高知県の離婚率は1.59(2022年:人口千対)と全国平均よりも高めで、そのためか離婚でマンションを売る人も多いようです。

4位相続関連(12.1%)

相続関連が、マンションの売却理由として4位にランクインしました。 高知県でも核家族化が進んでおり、同居率が低いこともあり、今後も相続関連によるマンション売却は増える可能性があります。

5位ローンの返済苦など金銭的な理由 (9.1%)

マンション売却理由の5位は、ローンの返済苦など金銭的な理由によるものでした。

6位その他 (9.1%)

居住用のマンションを売却する以外に、投資用マンションを売却したという回答も一定数見受けられました。

7位転勤・転職(仕事や勤務地の変化など) (6.1%)

転勤・転職によるマンションの売却理由が、高知県では7位という結果でした。 新しい職場に移ったのをきっかけに、マンションを売却する人もいるようです。
<調査概要>(データ参照元)
イクラ不動産で不動産を売却した売主様に向けたアンケート調査
<実施方法>
実施日 2022年10月〜2023年11月

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順位別に実際の売主様の声&買主への上手な伝え方をご紹介

こちらでは、マンション売却を決めた売主の実際の回答に加えて、売却理由別に買主への上手な伝え方を解説します。

1位(30.3%)住み替え(家族の変化・より良い住まいを求めて)

〈売主様の実際の回答・声〉

【高知市 H様】
子供2人が成長するにつれて手狭になり、7年前に購入したマンションを売却して広めのマンションに住み替えました。それぞれ個室を与えられるようになり、これから思春期を迎えるにあたって良かったと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

子供が成長するにつれて今までの住まいでは手狭になり、住み替えることはよくあります。 未来を感じさせる明るい印象を与えるため、買主にはそのまま伝えてもOKです。

買い替えや住み替えの相談については、「家の買い替え・住み替えの相談はどこにするべき?」で、また買い替え全般については、「【買い替え(住み替え)×自宅売却まとめ】流れと成功のコツ・考え方を基本から解説」で詳しく説明しています。

2位(21.2%)売り時だと思ったから

〈売主様の実際の回答・声〉

【高知市 Y様】
高知駅の近くに所有していたマンションを売ることを以前から考えていましたが、「今が売り時である!」と考えて売却しました。高知市の中古マンションの価格は上昇傾向のようで、思ったより高値で売れて喜んでいます。

〈買主への上手な伝え方〉

立地条件の良いマンションは、いざ売りに出すと高値で取引されることが多いようです。 ただし、売主にとっての売り時は、買主にしてみると買い時ではないかもしれません。金銭的な事柄はあまり出さずに、通常の「住み替え」であると伝えたほうが無難です。

3位(12.1%)離婚・別居

〈売主様の実際の回答・声〉

【高知市 K様】
30年間、連れ添った妻と熟年離婚をすることになり、マンションを売却しました。妻から切り出されたのですが、これからの人生は自分のために生きたいそうです。財産分与の意味もあり、マンションを売却したお金は妻にも半分渡すことになりました。

〈買主への上手な伝え方〉

高知県の離婚率は全国でも上位です。離婚は今や珍しくありませんが、あまり良いイメージは持たれません。買主には、ただの「住み替え」であると伝えておきましょう。

離婚による売却については、「【離婚×不動産売却まとめ】離婚時の不動産の扱いについて基本から解説 」でまとめて説明しています。ぜひ読んでみてください。

4位(12.1%)相続関連

〈売主様の実際の回答・声〉

【高知市 D様】
義父が一人暮らしをしていたマンションを、主人が義兄と一緒に相続しました。ただ、2人とも関東地方にマイホームがあり、利用する予定もありません。共有したままでいるのも面倒になりそうなので、売却して利益を分け合うことになりました。後々のことを考えると良かったと思います。

〈買主への上手な伝え方〉

近年では上京した先でマイホームを購入する人も多く、地方にある実家のマンションを相続しても利用しないケースは少なくありません。買主には「相続物件の売却」と伝えても問題はないでしょう。

5位(9.1%)ローンの返済苦など金銭的な理由

〈売主様の実際の回答・声〉

【高知市 S様】
マンションを購入して住宅ローンを順調に返済していましたが、会社の業績が悪くなりボーナスがほぼゼロの状態に。毎月の給料も大幅に下がり、ローンの返済がキツくなったためマンションを売却しました。

〈買主への上手な伝え方〉

勤務先の会社の業績が悪くなり、年収が大幅に下がることもあります。そうなると住宅ローンの返済が苦しくなって自宅を売らざるを得ない場合もあるでしょう。

金銭的に困っている状況を買主に話す義務はありませんので、通常の「住み替え」であると伝えるのをおすすめします

6位(9.1%)その他

〈売主様の実際の回答・声〉

【高知市 T様】
妻の両親が高齢者施設に入ることになったため、高知市の自宅マンションを売却しました。売却代金は、施設の入居費用に充てるつもりです。

〈買主への上手な伝え方〉

高齢者施設に入るなどの理由で、それまで住んでいたマンションを売却するケースも増えています。そのまま伝えても問題はありませんが、住み替えとだけ伝えても良いでしょう。

基本的に、説明が義務付けられた以下の4つの瑕疵にあたらず、物件そのものに関係がないのであれば、個人的な理由を説明する必要はありません。

〈一覧表 説明が義務付けられている瑕疵4つ〉
瑕疵の種類 概要 具体例
心理的瑕疵 買主の心理状態に悪影響を与える恐れのある場合 ・過去に自殺や事故があった物件
・嫌悪施設の跡地 等
法律的瑕疵 現在の建築基準法に違反している、もしくは法的制限のある場合 ・再建築不可物件
・建築基準法違反
・市街化調整区域に建っている 等
物理的瑕疵 土地・家屋そのものに欠陥がある場合 ・耐震強度不足
・地中埋設物
・シロアリによる被害・ヒビ、水漏れ 等
環境瑕疵 物件を取り巻く環境に問題がある場合 ・隣人トラブル
・嫌悪施設の付近である
・騒音がある 等

7位(6.1%)転勤・転職(仕事や勤務地の変化など)

〈売主様の実際の回答・声〉

【高知市 E様】
東京の会社に転職することになったので、長年住んでいたマンションを売却することにしました。転職先の会社は高知支店がないため、戻る可能性はないと考えたからです。転職するまでに売れたので、心置きなく関東に行けます。

〈買主への上手な伝え方〉

転勤や転職で遠方に行くことになり、住まいのあり方を見直すことはよくあります。 新天地に行くことは前向きなイメージを与えるため、買主にはそのまま事情を伝えるのをおすすめします。

転勤による売却については、「転勤で持ち家をどうする?判断基準と高く売るためのポイントを解説!」や「転勤でお家売却!失敗しない不動産会社選びのポイント」で詳しく説明しています。ぜひ読んでみてください。

イクラ不動産登場

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※イクラ不動産は不動産の査定や相談ができるサービスの名称で
不動産会社ではありません

この記事のポイントまとめ

今回のアンケート調査からわかったことは、次のとおりです。

  • 高知県のマンション売却理由は住み替えがトップという結果だった。
  • 高知県における転勤や転職によるマンションの売却は、他県に比べるとそれほど多くなかった。
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